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映画の感想

プライスレス

2006年2月26日。男はつらいよ第17作「寅次郎夕焼け小焼け」の感想

今日は雨だったので、サッカーは中止。家でゴロゴロして、男はつらいよシリーズ第17作の寅次郎夕焼け小焼けを見た。
さすがに17作も見ると寅さんシリーズのワンパターンな展開にちょっと飽きがきてたけど、この夕焼け小焼けはひと味違う。感動して涙が出た。
今回はいつもの寅さんの恋愛が主題じゃない。宇野重吉扮する日本画家の先生との交流を軸にして、「お金よりも大切なもの」がテーマになっていたと思う。

だからシリーズでお約束の、寅さんが支払いのシーンで財布をポンと預けて「釣りはいらねーよ」っていうシーンでも、いつもは財布の中身がお勘定よりも足りないんだけど、今回は支払いがスムーズ(笑)。今回はそんなところでつまづく寅さんじゃないわけだ。
作品を通じて寅さんの粋で人情味溢れているところが全面に押し出されてた。 タコ社長や日本画家の先生が芸者「牡丹」に協力するのは、寅さんの熱意に突き動かされてるんだと思う。善くも悪くも影響力大な人だ。お金が無くても、法律が守ってくれなくてもやさしい心があれば幸せになれるのよ。だって牡丹から200万円ふんだくったおっさんはお金はあるかもしれないけど、寅さんより幸せとは思えないもんね。ラスト10分は涙が止まりません。寅さんが苦手と言う人も17作は是非見てくださいませ。

「世の中は金じゃねーな!」ってこんなに感動したばっかりなのに、、割安の株を探している自分にちょっと罪悪感。

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