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池波正太郎の「信長と秀吉と家康」の感想

本当は1日と2日はお休みできるはずだったんだけど、28日にクレームが発生したので出勤に。
金曜日に至急事故内容の報告書を出すようにとの指示が下ったので、他の案件の顛末書をひな形にして、報告書を作成開始。
ふと気付くとベースにした顛末書の日付けが去年の4月25日・・・。そう言えば去年もゴールデンウィーク直前にクレームでバタバタしてたなあ。何故か大型連休前にクレームが多い。現場も僕も気が抜けやすいんだろうか?
そんで、今日は事故処理二日目だったわけなんだけども、朝起きてテレビをつけると、今日の占いをやってた。見ちゃいけないと思いつつもチャンネルを変える間もなく1位が発表されて、1位は魚座。奥さんの星座ですわ。とりあえずめでたい。でもなぜか魚座が調子良いと大抵僕の獅子座は凹むことが多く、案の定今日も一番最後に紹介されてしまった。つまりビリね。
しかも
「仕事でトラブル続き。こまめに対応しないととんでもないことに。」
なんて内容。僕がクレーム対応に追われてるの知ってるんじゃないのか?追い撃ちをかけるようにラッキーアイテムは
「たけのこスープ」
・・・無理。今朝の朝食はベーコンとホウレン草が入ってるパンとヨーグルト。昼飯もたけのこスープを飲むチャンスは皆無だ。なんか、金運とか恋愛運とかが悪いっていうなら全然気にならないけど、クレーム対応してる時に「仕事でトラブル続き」っていうのはホント勘弁してほしい
でもね、こまめな対応に気を配って、必死に対応したおかげでなんとか今日は乗り切れましたよ。ハイ。占いのおかげかもな。

まあクレームに追われているとはいえ、電車で移動しているときはジタバタしてもしょうがないので、本を読んでます。ということでクレーム処理中の南北線で池波正太郎の「信長と秀吉と家康」を読み終わった。日本史で一番人気のある3人が生きた時代を分かりやすく書いた本。16世紀というのは世界的に見ても近代に突入する重要な時代らしいんだけど、実は芸術活動も盛んだったみたい。安土・桃山時代=ルネッサンスとも言えるか。ちょっと無理あるか。
でも戦乱の時代が過ぎて全国的な権力を持つ人が現れると、その権力者が贅沢することで芸術や文化が発達するってことは間違いないはず。家康はともかく信長や秀吉は新しいもの、珍しいものを好んで贅沢をしたらしい。イタリアだと権力を持っていたのはメディチ家みたいなお金持ちとかローマ教皇(キリスト教)なわけで、こういう人達の無駄遣いや贅沢が結果的には芸術家を育てたわけだ。ナチスの非人道的人体実験が医学の発展に寄与したようなもんだ。

ところで、この本はかなり分かり易く書かれていて、スラスラ読めたんだけど、解説を読んでびっくりした。 なんと年少の読者向けに書かれた本だそうな。そりゃ読み易いわけだ。おいら30才だもんな。年少が何才をさしているのか知らんけども、僕よりは年下だろうなあ。途中で「五大老」とか「武家諸法度」とか記憶の片隅で眠ってたワードが飛び出してきて、30才のおじさんは童心に帰ることができました。

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