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映画の感想

アメリ

映画アメリの感想

今日の日本代表戦があまりにも塩っ辛かったので、口直しにさわやかな気分を求めて「アメリ」を見た。男の僕が言うのは気持ち悪いけど、おとぎ話のようなかわいい映画だった。
周りの人の人生を楽しく幸せな方向に軌道修正してばかりで、なかなか自分の人生は巧く軌道修正できないアメリが、なんとか自分の恋愛に踏み出すっていうのが基本ストーリー。ただ単にかわいい恋愛映画っていうわけじゃなくて物語のテンポも早くてまったりしない。
登場人物はみんなひとクセもふたクセも持っていて、人間味たっぷり。それは誰でも共感できるような、ささやかな好きなことや嫌いなことを持ってるから、わずか2時間ちょっとの映画なのに強烈な人間味を放ってるんだと思う。たとえば梱包材のプチプチをつぶすのが好きだったり、クレーム・ブリュレの焦げた表面をスプーンで割ることが好きだったり。まあクレーム・プリュレの表面を割る気持ちはよく分かんないけど、誰でも自分だけが楽しいと思えるささやかな幸せを持ってるはず。登場人物のとあるおっちゃんが言った「心の癒し方は人それぞれ」って言葉に凝縮されてる。ちなみに僕は家の中から土砂降りの雷雨を見るのが大好き。なんでかは自分でもわかんないけどやたら気持ちが落ち着く。
久々に良い映画見たなあ。これもジーコジャパンが不甲斐なかったおかげだ。感謝感謝。でもドイツでも不甲斐なかったら許さん。

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