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本の感想

ラッシュライフ

伊坂幸太郎著「ラッシュライフ」の感想。

会社の後輩から本を借りて読んだ。
伊坂幸太郎著「ラッシュライフ」。
どんなジャンルの小説かも聞かずに読んだのでなかなかスリリングだった。
ミステリーというか仕掛けたっぷりの謎めいた小説なんだけど、いちいち仕掛けに騙されたわ。途中でバラバラ死体がくっついて蘇ったかと思わせる仕掛けのあたりでは、ゾンビ系のホラー小説に展開していくのかと思うくらいみごとにひっかかった。
テンポの良さと物語の大味さが映画っぽい。タランティーノfeauturing宮藤官九郎って感じだ。ゾンビ方向に転がりかけた時はフロムダスク・ティル・ドーンみたいにメチャクチャになるんじゃないかと心配したけど、結果的にはパルプ・フィクションだったので安心。
多少細かい部分が雑な感じはするけど、そんな細かいところは目をつぶって、充分楽しめる小説だった。
伊坂作品もっと借りよ。

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