悩む力

姜尚中。
僕は日本で最も賢い雰囲気を醸し出している人といったら、真っ先にこの人を思い浮かべます。
学生の時に良く見ていた朝まで生テレビで活躍していたのを良く覚えています。
落ち着いた低い声で語りかけるその話し方もとてもクール。
賢い雰囲気だけでなく、ホントに賢い。
でも、今まで姜尚中の本は1冊も読んでなかったんだけど、ナンバーで長谷部がこの本をオススメしていたので読んでみました。
哲学的でよく分からん部分もあったけど、自分なりに解釈した結果強く共感できるところが多々ありました。
タイトルに「悩む」という言葉があるだけに、正解とはこうだと決めている感じは無く、読み手に対して「あなたはどう思いますか?」と語りかけているよう。
僕が感じたのは人とのつながりのあり方。
今はメール、ブログ、ツイッターで世界中の人とやり取りできる。僕も京都に引っ越した今でも友達との距離感を簡単に縮めることができる。知らない人とすらコミュニケーションできる。便利。
だけど、それで充実したコミュニケーションがとれているかというとそうではないと思う。
やっぱりコミュニケーションはface to faceだと思う。もちろんテレビ電話とかそういうことじゃなくて、実際に会って空気を共有するってこと。
メールやツイッターはそれを補う道具であってほしい。メールがきっかけで久しぶりに友達と会うことが出来たら良いと思うけど、メールしてるから会わなくていいやってなったら本末転倒だと思う。
必ずしも「便利、楽=幸せ」ではないってこと。
そのバランスは一人一人が悩んで答えを探さなくてはいけない。でもどんどん人は便利とか楽に流れていく。あんまり悩まないとそのスピードはどんどん増していく。
そんなことを強く思いました。
これは本からの引用ですが
「不自由だからこそ、見えていたものがあった。自由になったから、見えにくくなったものがある。」
そういうことだと思います。
これって、長渕剛のSTAY DREAMと全く同じですね。
「尽きせぬ自由は、がんじがらめの不自由さの中にある」
たまには、こういうこと考えると良いと思いますよ。

1 Comment

  1. 「悩む力」姜尚中 集英社新書 第六章 なんのために「働く」のか

     「人は何故働くのか?」案外簡単なようでいて奥が深い問題です。著者はこの回答に対して、「社会の中で他社からそこにいていい」と認められるためには働くしかない…

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