チェ・ゲバラ伝

会社の昼休みにコツコツ読んでいた「チェ・ゲバラ伝」読了。
革命家チェ・ゲバラの青年期、キューバ革命、キューバの役人時代、コンゴ、ボリビアの革命活動が綴られてます。
チェ・ゲバラといえばハイライトはキューバ革命だけど、ゲバラが他の革命家と違うのは革命を成功させて権力を掴んだにも拘らず全てを投げうって、再び別の国での革命に身を投じたところにある。
キューバ革命後のコンゴやボリビアでの活動は実を結ばなかったけど、彼が多くの人達に今もなお尊敬されるのは、最後の最後まで革命家であり続けたからだと思う。
一方でこの本を読んで思ったのは、フィデル・カストロもチェ・ゲバラとは違った意味で優れた革命家だったということ。チェは自分でも言っているように「救いがたい理想主義者」。一方でカストロは現実を冷静に見極めることが出来る政治家としての能力に長けている。この二人がいたからこそキューバ革命は成功したし、キューバ危機を乗り越えることが出来た。
どちらも素晴らしい革命家だった(カストロはまだ生きてるけど)
それでもカストロよりもチェ・ゲバラのほうが世界で人気があるのは何故か?
日本はアメリカと仲が良いから、キューバというと「独裁」「社会主義」というネガティブなイメージが先行することもあると思うけど、それよりも大きいのはチェが「救いがたい理想主義者」だったからなんじゃないかな。
愚かな程に真っ直ぐ。そういうところに人は惹かれるんでしょう。少なくとも僕はそうです。そういうチェ・ゲバラのブレない愚かさをひしひしと感じることができる素晴らしい一冊でした。

2 Comment

  1. こんばんわ
    ゲバラの本は数多く存在しますが、この本は内容が盛りだくさんで充実していますね。
    キューバのことについて深く知るほど、ゲバラよりカストロさんの方に好感を持ってしまうものです。キューバ革命は、ゲバラだけでなく、カミーロ・シエンフエゴスなど個性溢れんばかりの革命家を輩出しています。

  2. Venceremosさん。初めまして!コメントありがとうございます。
    そうですね。仰るようにこの本を読んでキューバにとってはチェ・ゲバラよりもフィデル・カストロのほうが英雄なんだろうなって思いました。社会主義の国で唯一と言って良いと思うのですが、成功している珍しい国だと思うんですよね、キューバって。
    カストロが生きているうちに行ってみたいもんです。

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