そうだ世界、行こう。旅に出たくなる映画7選!

自分探し、宝探し、大冒険、ショッピング、現実逃避、家族サービス。旅の目的はいろいろ。いや目的なんてなくてもいい。旅って良いですよね。次の行き先はどこにしようかと迷ってるあなた。この映画を観て行き先を決めるのはいかが?

7位
食べて、祈って、恋をして

監督:ライアン・マーフィー
出演:ジュリア・ロバーツ/ハビエル・バルデム/ジェームズ・フランコ

エリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説を映画化!

エリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説を映画化・・だなんて、さもエリザベス・ギルバートは誰もが知ってる有名人という前提の小見出しつけましたけど、エリザベス・ギルバートという方がどなたなのかとんと存じ上げません(笑)

調べて見るとアメリカの作家さんみたいですね。でもってこの原作はベストセラーなんだそうです。正直言うと映画としてはどうなんでしょうという感じの作品だけど、旅に出たくなるという条件下であれば、ランキングしても良いんではないかと。やることなすこと全部中途半端という感じ。まあ、7位なのでご勘弁を。旅先は、インドネシア、イタリア、インドです。

6位
 男はつらいよシリーズ

監督:山田洋次
出演:渥美清/倍賞千恵子/前田吟

日本を旅させたらこの人が一番。日本中の観光地がラブコール!

もはや説明不要だと思いますが、48作続いた日本の偉大なるマンネリ、男はつらいよシリーズ。小さい頃の夢は寅さんになることでした。年中旅をして、ゲラゲラ笑って、こんな風に生きたいなと。幼かったから失恋の意味は理解出来ていなかったのでしょう(笑)

寅さんが旅先でいろいろな人達(主に女性)と出会って愉快な物語が始まります。柴又で温かく迎えてくれるさくらやおいちゃん、おばちゃんを見てると、帰る家があるからこその旅なんだなーって思えます。

48作も続いたので、ほとんどの都道府県を旅していますが、埼玉県、富山県、高知県は旅していないそう。幻の49作目は高知県ロケということが決まっていたとか。

基本的に旅先は国内ですが、ウィーンを旅したこともあり。

5位
 ジュリエットからの手紙

監督:ゲイリー・ウィニック
出演:アマンダ・セイフライド/クリストファー・イーガン/ガエル・ガルシア・ベルナル

50年前の恋人を探してトスカーナをドライブ!

恋愛ものだけど、ヴェローナの古い街並、トスカーナの美しい田園風景のドライブ、美味しそうな食事とワインがバンバン登場するので、旅に出たくなること間違い無し。

恋愛ものとしてもなかなか良いです。脇役だけどガエル・ガルシア・ベルナルが演じるキャラが無邪気で良かったな。男はこういうふうに彼女をほったらかしにしてでも夢中になれるものが無くちゃダメ。

ちなみにこの映画に出てくるジュリエットの秘書は実在するらしく、世界中からヴェローナにジュリエット宛の手紙が届くんだそうです。映画公開後は公開前の8倍もの手紙が来たんですって。

4位
 イントゥ・ザ・ワイルド

監督:ショーン・ペン
出演:エミール・ハーシュ/マーシャ・ゲイ・ハーデン/ウィリアム・ハート

必ず生きて帰ることが本当の冒険!

「必ず生きて帰ることが本当の冒険だ」冒険家の植村直己さんの言葉です。僕は旅が大好きですが、旅は危険と隣り合わせ。マッキンリー登頂を目指すような大冒険はしなくても、スリ、強盗、最近ではテロに巻き込まれる危険性もあるわけです。無謀な旅はいけません。僕らは帰るまでが遠足だと教わったじゃないですか。

この映画は帰ることを前提としなかった青年の旅のお話。なんとこれ実話です。大学を優秀な成績で卒業したクリスはある日突然すべてを投げ捨てて旅に出ます。彼はみんなと同じように大学を出てどこかのエリート企業に就職して、結婚して、子供を育てて・・という人生にどこかで疑問を抱いたのでしょう。自分を大自然で試してみたい、その思いでクリス青年はアラスカを目指す・・・。

この映画は若い時に見るか、大人になってから見るかによって異なる感想を抱くんじゃないかと思います。若い人はおかしな刺激を受けないようにしてください。冒頭の植村直己さんの言葉を忘れずに!

3位
 LIFE!

監督:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー/クリステン・ウィグ/ショーン・ペン

世界を見よう。それが人生の目的だから!

旅に出たくなる映画というお題のランキングのためにあるような映画です。現在は休刊している写真雑誌LIFE誌の写真管理部で働くMITTYがネガを探して旅に出るという話なんだけど、なにしろこのLIFE誌のモットーが「世界を見よう、それが人生の目的だから」なのです。

そうです。我々は世界を見なければいけないのです。探しているものは小さな1枚のネガ。まあもちろん重要なネガなんだけど、たった1枚のネガを探すためにアイスランドやアフガニスタンをMITTYが旅します。旅の目的は些細なもので良いんです!(しつこいようですが、MITTYにとっては些細なものじゃないのですが)

ベン・スティラー主演だったので、実はコメディだと勘違いして観てしまったので、途中まで全然笑えないなーと不満に思いながら見てました(笑)結果的には大満足。

詳しくは書けないけど、スケボーの滑走シーンは爽快で最高です!

最後にLIFE誌のモットー全文を。

To see the world,

Things dangerous to come to,

To see behind walls,

To draw closer,

To find each other and to feel.

That is the purpose of life.

2位
 モーターサイクル・ダイアリーズ

監督:ウォルター・サレス
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/ロドリゴ・デ・ラ・セルナ/ミア・マエストロ

これは革命家チェ・ゲバラではなく、青年エルネスト・ゲバラの旅物語。

チェ・ゲバラがまだ医大生だったころに友人と二人で南米中を旅する話。当然実話。映画の冒頭で「これは偉業の物語ではない」とあるように、このころはまだフツーの青年です。とは言えバイク1台で南米を旅しようと思う辺りはやっぱりこの頃からフツーじゃなかったのかもしれないですね。

そしてこの旅がエルネスト青年がチェ・ゲバラになるきっかけを与えたのは間違いないです。権力者に搾取される鉱山労働者、ハンセン病に苦しむ患者を目の当たりにして、エルネスト青年は自分に何が出来るのかを考えたんじゃないでしょうか。

それにしても、こんなバックパッカーチックな旅なのにエルネスト青年は白シャツにジャケットというスタイルです。もちろん汚くなってボロボロなんだけど、どこかシャキッとしてます。僕はこの姿に憧れてマチュピチュに旅行した時は白シャツを持っていきました。暑かったから着れなかったけど(笑)やっぱりカッコから入るとだめですね。

 

1位
 星の旅人たち

監督:エミリオ・エステヴェス
出演:マーティン・シーン/エミリオ・エステヴェス/デボラ・カーラ・アンガー

いつかは行きたい。サンティアゴの巡礼!

サンティアゴ巡礼の映画です。サンティアゴの巡礼というのはスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラにヨーロッパ各地から歩いてお参りすることです。もちろん本来はキリスト教の行事ですが、今は観光感覚で巡礼する人も多くて毎年20万人もの人が巡礼するそうです。

主人公のマーティン・シーンと息子役で監督でもあるエミリオ・エステヴェスは本当の親子。主人公は亡くなった息子の代わりに巡礼の旅に出ます。その巡礼の途中でいろいろな人と出会い一緒にサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指します。

原題は「the way」。サンティアゴ巡礼はスペイン語でEl Camino de Santiago(サンティアゴの道)、フランス語でle chemin de Saint Jacques(サン・ジャックの道)と言います。サンティアゴへの道を歩きながら、それぞれの人生という道を振り返り、これからの道を探していくんです。宗教は全然関係ありません。もちろんキリスト教徒だったらもっと感慨深いんでしょうけど。

僕は旅行が大好きなので、いつかは行ってみたいと思ってますが、約1ヶ月の休みが必要なので、宝くじに当たって会社をやめるか、定年退職するまで待つしかありません。でもこの映画はちょっとだけ一緒にthe wayを歩いた気分にしてくれました。


いかがでしたか?出来るだけ旅先がかぶらないようにセレクトしてみました。アフリカ大陸、オセアニア大陸が足りなかったかな?皆さんもオススメの旅に出たくなる映画があれば是非CHANNELCINEMA.COMで投票して下さい!

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