ボナペティ!美味しい料理をいただける映画ベスト10!

深夜にテレビを見ていると、やたらカップラーメンのCMばかりが目に飛び込んできます。実際に深夜に多く流しているのか知らないけど、深夜にカップラーメンが食べたくなるのは何故なんでしょうね。
それはさておき、人はこれ以上もう食べられないってくらいたくさん食べて満腹になっても、半日もすればまたお腹が減る不思議な生き物です。いつの時代も、どこの国でも人は皆、毎日お腹を空かせてきたのです。そんな食いしん坊のみなさんにご馳走映画をご紹介しましょう。

10位
バベットの晩餐会

監督:ガブリエル・アクセル
出演:ステファーヌ・オードラン/ビルギッテ・フェダースピール/ボディル・キュア

デンマークの皆さん。これが本場のフランス料理です。

僕の一番古い記憶は3歳か4歳の時に、初めてイチゴを目の前にした時の記憶です。毒々しい赤と緑のコントラスト。ブツブツの種(ホントは種じゃないらしいのですが)。鳥肌が立つほど気持ち悪かったです。親は僕を喜ばせようとしたようなのですが、激しく抵抗したことをよく覚えてます。

今の日本は幸せなことに日本にいながらにして世界中の料理を食べることができます。あるいは日本で食べられない料理があったとしても、インターネットで調べればどんな料理かすぐにわかります。
エスカルゴやクスクスを食べたことがなくたって、ちょっと調べれば大体想像がつくのです。
でも、情報が乏しい時代はどうだったんでしょう。デンマークの田舎に住む人たちが、フランス料理のフルコースの食材を初めて目にした時、果たして自分はどんな料理を食べさせられるのかかなり不安になったことでしょう。

特に頭付きのウズラの料理・・・。頭付きっていうのはまさに命を頂いている感がダイレクトでもやしっ子の僕はどうもダメです。
関係ないのですが、関西のスーパーではウナギが頭付きで売られてます。これもどうにも僕は苦手で・・・。

9位
ラーメンガール


監督:ロバート・アラン・アッカーマン
出演:ブリタニー・マーフィ/西田敏行/余貴美子

インスタントラーメンの方が美味しそうに見えますが。

いや、もうホント暇つぶし程度に気楽に見てくださいね。期待しないでください。そうするとまあそこそこ楽しめます。
僕はこの映画で、役者というのは本当に凄いもんだなあとしみじみ思い知らされました。この映画は西田敏行と余貴美子が出てなかったら、正真正銘のクソ映画になっていたことでしょう。思いっきりB級なストーリーなのに、まあこれもアリかと思わせてくれたのは、彼らの演技力のおかげでしょう。

もう一つ言いたいのは、ラーメンの奥深さ。美味しいラーメン屋というのは日本に数多くありますが、マズいラーメン屋はあまり聞いたことがないです。40年以上この国で生きてきましたが、マズいラーメン屋で思い浮かぶのは1軒だけです(当然もう潰れましたが)。それだけラーメンというのはどうやっても美味しい偉大な料理なのです。
にもかかわらず、この映画のラーメンはちっとも旨そうじゃない。なんででしょうね。

8位
武士の献立

監督:朝原雄三
出演:上戸彩/高良健吾/西田敏行/余貴美子

熟年江戸夫婦と新婚平成夫婦。

ラーメンガールに続いて、西田敏行と余貴美子が夫婦を演じている作品。この二人の演技の安定感は本当に素晴らしい。一方で高良健吾と上戸彩の若い夫婦は現代人感が過ぎる。演技が下手とか上手いとかそういうことじゃなくて、江戸時代の香りが全くしないのね。
上戸彩はほとんど演技を見たことないこともあって、江戸どころかSoftbankとかEXILEとか横文字のイメージしかない。まあその辺のぎこちなさが、かえって親の都合で結婚する夫婦のちぐはぐな感じを醸し出していて良いのかも。
僕があまり和食を好きじゃないということが大きいと思うのですが、殿様が食べるくらいの豪華な料理だというのにちっとも美味しそうに見えないのが残念だったけど、映画そのものは意外に面白かったです。意外に。

7位
しあわせのかおり

監督:三原光尋
出演:中谷美紀/藤竜也/田中圭

職人になるために必要な時間とは?

包丁を手に取る、布巾でまな板を拭く、みたいなどうってことない動きなのに職人さんの所作は、見ているだけでうっとりさせられることが時々あります。何故だろうと考えてみたのですが、同じ動きを1日何十回、何百回も繰り返して、それを何年も何年も続けた無駄のない完成された動きだからなんじゃないかと思います。割烹料理のカウンターで板前さんの包丁さばきに惚れ惚れするのは、料理の素人の僕でもその完璧な動きに何かを感じるからなんじゃないかと思います。

そう考えると、役者が職人らしい演じるためには相当な特訓が必要だと思うんです。何気ない仕草ですぐに素人だってバレちゃうから。中谷美紀も藤竜也もこの映画のために3か月ほど料理の特訓をしたそうです。本当の職人になるにはたった3か月だろうけど、まあ演じる程度であれば充分なのかもしれません。

完全に私見ですが、3か月の特訓期間は藤竜也には充分で、中谷美紀にはまだ足りなかったように思います。まあ師匠と弟子だからある程度の差があった方がいいのかもしれないですね。
二人の職人ぶりに要注目です!

6位
大統領の料理人

監督:クリスチャン・ヴァンサン
出演:カトリーヌ・フロ/ジャン・ドルメッソン/イポリット・ジラルド

素朴なフランス料理とのこと。

3年前に旅行でパリに行きました。PAULの大きいバゲットサンドを頬張りながらスタイリッシュに歩くパリジャンに惚れ惚れしました。バゲットやクロワッサン、ムール貝とか、いわゆるフルコースのフランス料理じゃなくてもフランスを感じる料理はたくさんあって、どれもが美味しかったです。さすが本場。
でも・・3日もすると飽きてくるのです。というか胃が参ってくるんです。多くの料理にバターがたっぷり使われているせいだと思うけど、最初の2口3口はすごく美味しいのに、食べていくにつれて胃が疲れてくるんです。自分は洋食派だと思ってたけど、やっぱり日本人なんだなあって思い知らされました。
でもそれはあくまでパリで外食をし続けた結果。パリのおばんざいというか普段着の食事はどうなのかなーって興味が湧きました。
この映画は、ミッテラン大統領の料理人を務めた実在の料理人のお話だそうです。ミッテラン大統領は素材を活かした素朴な料理を好んだそうです。素朴ね・・・。全くそうは見えなかったけど(笑)

5位
幸せのレシピ

監督:スコット・ヒックス
出演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/アーロン・エッカート/アビゲイル・ブレスリン

ドイツのオリジナル版より恋愛要素強め。

ドイツ映画のハリウッドリメイクだということを知らずに見ました。まず、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(以下ゼタジョでいってみます)がカワイイ!
ゼタジョの僕のイメージは濃いめのアイラインでちょっとアダムスファミリー感が漂います。カワイイというよりはカッコイイって感じ。ラックススーパーリッチの印象が強いからかな。
ところが本作のゼタジョは、生肉をお客さんのテーブルに突き刺す男勝りなシーンがあるというのにとにかくカワイイ。
どうしてこんなにゼタジョの可愛らしさが印象に残ったかというと、オリジナルのドイツ映画よりも恋愛要素が強めだったからなんだと思います。恋する女は綺麗さー!(郷ひろみ「お嫁サンバ」)。

それにしてもゼタジョ、無理矢理そう呼んでみたけど全然しっくりこないですね・・・。

4位
シェフ 三ツ星フードトラック始めました

監督:ジョン・ファヴロー
出演:ジョン・ファヴロー/エムジェイ・アンソニー/ジョン・レグイザモ

誰が喜ぶ料理を作るべきか。

「ローリング・ストーンズのライブを見に行って、サティスファクションを聞けなかったらどう思うか?」
劇中にそんなセリフがあるのですが、これはローリング・ストーンズをどれだけ好きかによって答えが変わるように思います。ライトなファンならがっかりするでしょう。コアなファンならサティスファクションはもう若干聴き飽きているので、もっとマニアックな曲を望むでしょう。
私ごとですが、つい最近になって浜田省吾にハマりました。こないだ2回目のライブを見に行ったのですが、ついに「もう一つの土曜日」を生で聴けて涙が出ました。でもコアなファンはそれよりも聴きたい歌が山ほどあることでしょう。

要するに万人にウケるというのは不可能なんです。取捨選択。ライト層を開拓するか、コアなファンを喜ばせるか。レストランも同じ。リピーターをとるか、評論家(ブロガー)をとるか。
そういう意味では僕は、オーナー(ダスティン・ホフマン)の判断は素晴らしかったと思いますけどね。

3位
シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~

監督:ダニエル・コーエン
出演:ジャン・レノ/ミカエル・ユーン/ラファエル・アゴゲ

フランス人にとっての日本とは?

京都にいると外国人旅行者をたくさん見かけます。多分中国人と韓国人が一番多くて、その次に多いのはフランス人なんじゃないかと思うくらいによくフランス語を耳にします(実際のところはどうか知りません)。シラク元大統領は親日派だったようですが、日本にはフランス人の琴線に触れる何かがあるのかもしれないですね。
そのせいかフランス映画では日本の文化にちょいちょい出くわします。
まあ大抵はややバカにしたもだけど、笑っちゃうことが多いですね。この映画もそんなシーンがあります。
僕はそこで大爆笑しました。そのおかげで3位です。
まあ、そのシーンが無くてもそこそこ普通に楽しめると思います。

2位
深夜食堂


監督:松岡錠司
出演:小林薫/高岡早紀/多部未華子/柄本時生/余貴美子

哀愁漂う深夜の新宿。

深夜に何気なくつけたテレビで見る深夜食堂が大好きでした。テーマ曲の鈴木常吉の「思ひで」がまたぴったり。深夜食堂は深夜に一人で見るのが正解だと思います。舞台は新宿ですかね。職安通りあたりに実際にありそうな感じ。
僕にとって新宿は青春の場所です。サッカー部のユニホームは今は無き雑居ビルの2階のサッカーショップ(名前は忘れた)で揃えたし、大学時代は毎日のように朝のパチスロ開店の列に並んで中国人とよく口喧嘩したし、西新宿のレコード屋もよく通った。合コンもたくさんしました。そんな青春の思い出がつまった新宿の雰囲気を深夜のテレビで見るとなんとも郷愁なのです。
という、まあ個人的な哀愁により第2位ですが、映画としても本当に良いと思いますよ。続編も観ます!

1位
マーサの幸せレシピ


監督:サンドラ・ネットルベック
出演:マルティナ・ゲデック/セルジオ・カステリット/ウルリク・トムセン

美味しい料理は、美味しそうに食べましょう。

映画を観ていると、中華料理のテイクアウト用の四角いボックスの容器に入った料理を箸でつついているシーンにたまに出会いますが、どうも欧米の人の箸の使い方はぎこちないことが多いですね。箸の真ん中あたりを握っていたり、指の使い方がおかしかったり。多分同じように僕ら日本人のナイフとフォークの使い方も彼らから見たらみっともなかったりするのでしょう。
この映画を見てそんなことを思いました。イタリア人のマリオがスパゲッティを食べるシーンのフォークさばきが絶妙で。あんな綺麗なフォークさばきとてもじゃないけど真似できない。多分それはマリオが特別に上手なのではなく、欧米の人にとってはスタンダードなんじゃないかな。
そう考えると、彼らが僕らのフォークの使い方を見たら、ヘッタクソだなあって思うんだろうなあーなんて感じた次第です。
食べているのは素朴なパスタだったけど、バジリコの振り方とかカトラリーの使い方が堂に入っていてとても美味しそうに見えました。食べ方って大事ですね。


いかがでしたか?お腹が空いてきましたね。フレンチ、イタリアン、中華、和食・・できるだけバランス良くランキングさせてみたつもりです。美味しい料理は人を幸せにしますね。
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