2020年上半期映画ランキング

CHANNELCINEMA.COM管理人の私が観た映画のランキングを発表しています。2020年上半期の映画ランキングです。このランキングを参考にして一人でも多くの方が映画館に足を運んでいただけると嬉しいです。6月まで随時更新していきます。
みなさんも良かった!という作品があれば、CHANNELCINEMA.COMでその作品に投票して感想を書いていただければ幸いです。それでは、2020年上半期の映画ランキングをどうぞ!

1位
ジョジョ・ラビット

監督:タイカ・ワイティティ
出演:ローマン・グリフィン・デイビス/トーマシン・マッケンジー/スカーレット・ヨハンソン/サム・ロックウェル

愛は最強

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を1月に観て、あー2020年上期の一位は早くも決まっちゃったなあなんて思ってたら、そのわずか2週間後に超えてくる映画に出会った。
ド・ストライクな映画で、終わった直後に奥さんに電話してすぐにでも観に行ったほうがいいと勧めたほど。
不朽の名作寄りの最高傑作。
愛は万能ではない。愛が全てを救うことはできないし、愛も時には負けてしまうこともある。
それでも愛は最強。
愛は教わるものではなく自分で探して見つけるもの。
そして人生を踊るように生きていく!
あと、いつでもどんな時でも絶対味方星人のヨーキーも最高の愛だったなあ。
あまりにも良い奴が過ぎるからヨーキーもジョジョが作った幻だったんじゃないだろうか。

ノミネートされたアカデミー作品賞を受賞できるか分からないけど、少なくともCHANNELCINEMA.COM賞は差し上げたいと思います。
2020年1月19日(日)鑑賞

2位
この世界の(さらにいくつもの)片隅に

監督:片渕須直
出演:のん/細谷佳正/稲葉菜月

完全傑作の完全版

果たして僕が何歳まで生きるのか分からないけど、人生を振り返ったときにオールタイムベスト10映画に入るであろう「この世界の片隅に」に新たなシーンを足したバージョン。
完全版とかディレクターズカットとかそういう類いです。
映画がとても良かったのですぐに原作を読んだこともあって、追加されたシーンは初めて知らされる新事実というわけではなかった。
だから、初めて観たときほどの衝撃は無かったけど、相も変わらず素晴らしい。

現代を生きる僕たちと同じように冗談を言って笑う「すずさん」の日常がいつの間にか戦争にどんどん蝕まれていく恐ろしさを描いた前作。
「さらにいくつもの」片隅に生きる「リンさん」との交流を追加することで、日常がいつの間にか蝕まれてしまった「すずさん」という女性を深く感じられる映画でした。
どちらも観てないって人は、こちらを観ることをオススメします。
2020年1月5日(日)鑑賞

3位
家族を想うとき

監督:ケン・ローチ
出演:クリス・ヒッチェン/デビー・ハニーウッド/リス・ストーン/ケイティ・プロクター

資本主義の次にあるもの

気にはなりつつも劇場で観れなかった「わたしは、ダニエル・ブレイク」を正月休みの間にアマゾンプライムで鑑賞した。
そうか僕はこんな名作を観損ねてしまっていたのか。どんな予定があったにせよ万難を排して観に行くべきだったなあ。
確かに楽しい映画じゃない。辛い映画とも言える。でも人のぬくもりや良心の素晴らしさを感じられる暖かい映画だった。
監督はケン・ローチ。恥ずかしながら名前を聞いたことすら無かったけどいわゆる信頼できる監督さんだ。間違いない。

ということで、ケン・ローチ監督の新作である「家族を想うとき」は劇場でしかと観届けました。
ダニエル・ブレイクと同じ香りのする良作でした。
派手さはないけど心に染み渡る映画。低カロリーだけど健康的な発酵食品みたいな映画でした。
相変わらずつらい。
でも僕はそれ以上にお互いへの愛情や思いやりという人としての大事なものを失わない(この先失ってしまうのかもしれないが)この家族が輝いて見えた。
たった2作品観たくらいで何をと言われるかもしれないけど、ケン・ローチ監督は社会への問題提起をしながらも、描いているのは人間の素晴らしさだと思う。

もちろん資本主義あるいは格差社会への問題も考えずにはいられない。
漠然と僕らは「社会主義は悪」と教わって育った。
社会主義が全員引き分けにする仕組みだとすると、資本主義は勝者と敗者に線引きする仕組み。
みんなで競争することが経済を発展させる。だから戦後めちゃくちゃに壊れた世の中を豊かにしていくには資本主義が適していたのかもしれない。
でもそろそろ限界なんじゃないか。これ以上勝ち負けが進んでしまうと負けた人は人間の尊厳を失うレベルにまで追い込まれてしまう。全員引き分けはいきすぎだとしても、富裕層から貧困層への富の再配分の仕組みを考える時が来ているのかも。

現代人に便利なサービスを求めるなっていうのは多分もう無理だからね・・。
2020年1月11日(土)鑑賞

4位
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

監督:ライアン・ジョンソン
出演:ダニエル・クレイグ/クリス・エヴァンス/アナ・デ・アルマス

相続禁止法案

やたらネタバレに厳しい昨今の状況を若干鬱陶しく感じるものの、
さすがにこの手のミステリー映画に関してはネタがバレていく過程こそがキモなので、さすがに僕も気を遣います。
そうするとせいぜい宣伝チラシに書いてあることくらいしか書けないのですね。
ということで映画の面白さではなく、映画を観て思いついた革新的なアイデアについて書きます。
ずばり相続禁止法案。
日本も含むおそらくほとんどの国で相続税の仕組みは整備されてる。
多額の資産を相続する人は同時に多額の税金も納める。
税額が大きい人は相続するだけなのに何故国に金を払わなければならないのかって不満に感じるようです。
でもね。それでも手取り額があるわけじゃないですか。自分は何にもせずたまたま金持ちの家に生まれただけなのに。
住んでいる家を相続するだけで税金を取られるなんてと不平を言う人もいう。
でも借家育ちで相続する金がない人は家も金も全部ゼロから自分で手に入れるわけでしょう。
そういう人は「相続する金や家がないなんて不公平だ!」なんて言えないわけだし。
一家代々の土地なんて無くして、死んじゃったら一旦リセットって感じでどうでしょう。
相続できるのは配偶者までで良いんじゃないですかね。
子供は子供で自分でしっかり稼ぎなさいよと。自立するまで裕福な環境で育ててもらえる時点で十分アドバンテージを貰ってるんだから。
そしたらアメリカも日本ももっと良い世の中になると思いますよ。
ナイブズ・アウトみたいなことも無くなるし。
あっ・・これネタバレですかね?
2020年2月2日(日)鑑賞

5位
フォードvsフェラーリ

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:マット・デイモン/クリスチャン・ベイル/カトリーナ・バルフ

会社の歯車とクルマ

このクソスーツ組め!やい、てめえら!事件は現場で起こってるんだよ!
と憤りながら純粋にロマンを求め続けるヤンチャな2人の男を応援するのが、この映画の正しい楽しみ方なわけですが・・・。
中間管理職になってかれこれもう6年。すっかり僕も会社の歯車になったんだなあと感じるのは、結構な割合で
「いやいや、それは会社の言い分が正しいのでは?」
「そうは言うけど、金を出してるのは会社ですから」
「君たち2人だけの力でここまでこれたと思ってるのか?」
などという完全に会社目線での物言いになってる自分に気づきました。

副社長のとあるアイデアにいたっては
「さすが副社長!素晴らしいアイデアですね!」
などと心の中でゴマをすり始める始末。嫌ですねえ・・。
2020年1月13日(祝)鑑賞

6位
パラサイト 半地下の家族

監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ/イ・ソンギュン/チョ・ヨジョン/パク・ソダム

アジア初のアカデミー作品賞受賞なるか!?

2018年のM-1で優勝した霜降り明星。
これが新しい笑いなのかと痛感したのは世の中の絶賛にイマイチ共感できなかったから。
「そんなに面白いかねえ。和牛のほうが・・・。」
って。
パラサイトもそんな感覚。
プロ・アマ問わず映画評論家大絶賛(鑑賞後だけどアカデミー賞作品賞にもノミネートされた)ってことで期待して、普段は一緒に来ない奥さんも連れて観に行ったんだけども・・
「そんなに面白いかねえ。「家族を想うとき」のほうが・・」
となったわけです。

人がどうあれ自分の感じたことは大事にしたいとは思うけど、さすがにこれだけ多くの人が絶賛してるとなると僕がズレてるんでしょうね。
でもね。パンフレットで2ページの見開き使って著名人の絶賛コメント載せるのって悪趣味だと思いますよ。集客目的の宣伝チラシならわかるけど、パンフレットは映画を観た人の読み物。
そこにこんな大量の絶賛コメントを載せられると
「こんなに多くの識者が絶賛してるんだから、楽しめなかった人はおかしいですよ」
的な同調圧力的な脅しを感じるのよね。
評論ならともかく感想くらい好きにさせてほしいもんだよ。

ただTwitterでいただいたコメントで気づかされたんだけど、こういう格差社会への問題提起映画を堅苦しくなくエンタメ盛り込んでヒットさせて多くの人に届けたってのは意義深い。
ケン・ローチスタイルでは大ヒットは無理だからね。
2020年1月12日(日)鑑賞

7位
ラストレター

監督:岩井俊二
出演:松たか子/広瀬すず/森七菜/福山雅治

全然信じられませんけど本気で言ってるんですか?

バンドをやってる高校時代の友人Nが京都でライブするってことで、東京からはるばるやってきたので久々に会って腹をよじらせて談笑。
それなりに高校時代の昔話に花も咲いたせいか、その翌日に観たこの映画は不必要に自分たちと重ね合わせて観てしまった。
もしあいつが
「もしまだ高校時代のクラスメイトにずっと恋してるって言ったら信じますか?」
だなんて言ったら、いや信じるも何も大爆笑しちまうよって思っちゃったのね。
ということで、もう全然入り込めなかった。
特に男(福山雅治)。あの男とストーカーの境界線って何?
男前かブサイクか?
既婚で2児の母だって言ってる人に数十年ぶりに会って、いきなりあなたにまだ恋してるなんてメールするなんて、まさに自分の気持ちしか考えられないストーカー心理。
福山のツラ構えじゃなかったらキモイを通り越して恐怖だよ。即通報もの。
数十年想い続けてるって純愛っぽくて聞こえは良いけど、想い続けるというよりそこで止まってる感じがしたなあ。
いい加減次行けよ次!って爆笑してくれる友達がいなかったんでしょうなあ。
2020年1月26日(日)鑑賞


最後まで見てくださりありがとうございます。
ほぼ週一のペースで映画館へ足を運んでその都度更新していきますので、たまに覗いてみてください!
みなさんも是非映画館へ足を運んで、オススメの映画をCHANNELCINEMA.COMで投票して下さい!

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