小説版スイス代表戦

敵陣左サイドの深い位置でボールを受けた大輔は、イタリアセリエAのラツィオで活躍するスイス代表DFに臆することなく勝負を挑んみドリブルで切り込んで行った。
フランスリーグでの3年間の経験とそこで得た自信が大輔に1対1で迷わず勝負する勇気を与えていたのだ。
相手DFに体を寄せられながらもなんとかペナルティエリア内に侵入することに成功した大輔は、そこでヨーロッパで培ったマリーシアを発揮する。彼は巧みにベーラミの足に自分の足を絡ませて、倒れこんだ。そう、大輔は倒されたのではなく、ベーラミの足を利用して自ら倒れこんだのだ。
もっともそれは当事者の二人にしか分からない出来事だった。体格に劣る哀れな日本人がみじめに倒されたのだと勘違いしたレフェリーは迷わずペナルティスポットを指差す。
それは日本代表の大逆転劇が幕を上げた瞬間だった。
こんばんは。CHANNELFOOTBALLです。
あのPK奪取シーンに何故かとてもドラマを感じたので、小説風(龍時風)に解説してみました。昨日(おととい?)のスイス戦は興奮しましたねー。さすがに平日深夜だったので、録画して朝食を食べながらダイジェスト版で見ただけだけど、けっこう感動した。
0-2からの逆転勝利。しかも3-2にしてから同点に追いつかれたにもかかわらず、ロスタイムでしぶとく勝ち越し。どれも今までの日本にはないものでしょ。
しっかり内容を見ていないからよく分からないけど、松井の加入がオシムジャパンに良い影響を与えているような気がします。組織プレーに良い具合に個人技が加わっているというか。
冒頭で書いたようにPKは狙ってたよね。スローで見ると左足をベーラミに絡ませてるのが分かった。相手チームも含めて1試合に3本もPKがあるのは審判によるところが大きいと思うけど、とにかく面白い試合だったな。
ちなみにあまり重要ではないかもしれないけど、チリがオーストリアに勝ったので今回の3大陸トーナメントは
日本:勝ち点4
スイス、チリ:勝ち点3
オーストリア:勝ち点2
でなんと日本が優勝したのでした。

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