イビチャ・オシム著「日本人よ!」を読んだ。
サッカーにあんまり関心がない会社の上司が貸してくれた。サッカーに関心のない人にとっても日本代表監督というのは注目の的になるんですね。
思えば最近オシムの本多いもんな。ジーコやトルシエもいっぱい本出てたなあ。
オシムのことは結構尊敬しているのでそういう商業主義にちょっくら乗っかってみるか、みたいな姿勢はちょっと残念だけども、なかなか面白い本でした。
基本的にはサッカーについて書いているんだけど、タイトルが「日本人よ!」というだけあって、サッカーを例えにして日本人の良いところ、悪いところや人生について語っているようでもある。
会社の上司から借りたせいもあるけど、オシムが自分のボスだったらどうだろうとちょっと考えちゃう。本の中でオシムは
「一度や二度のミスは良い。三度はダメだ。なぜなら学習してないから」
と言ってる。
三度目はダメというのがなんだかとっても怖いけど、オシムがダメと判断したらどういう行動に出るのか?
ふと思えばオシムジャパンが発足した時は小林大悟や中村直志、栗原勇蔵などこれまで注目されていなかった選手が抜擢されて驚いたけど、今も代表に残ってる選手は少ない。
多分三度目のミスをやらかしたんでしょう。
・・・日本代表監督としてはすごく良いけど、自分のボスにはノーサンキューです。
あと、心に残ったのはマスコミもプロフェッショナルであれ、という章。
そこでオシムはマスコミの影響力の大きさを説いてる。
サポーターはスタジアムやテレビでサッカーを見た直後は誰もがそれぞれの感想や意見を抱く。けれども翌日になって新聞記事を読むと、その記事が自分の意見と違っていたとしても、プロのジャーナリストの意見の方が自分の意見よりも正しいと思ってしまう。
実際にはサポーターの意見が正しいかもしれないのに。
だからこそマスコミはしっかりせい!とオシムは言っているのだが、僕はだからこそ僕達サポーターは自分自身が感じたことを大切にしていくべきだと思った。そしてマスコミの情報を含めて色々な人達と意見交換をしてサッカーに対する考えを深めていくべきだ。そうすることによって日本のサッカー文化がちょっとずつ良くなっていく。
多くの人の意見に耳を傾け自分の考えをしっかり発信する。
それが出来るのがこのブログだと思う。
これからも僕はこのブログで自分の感じたことを素直に書いていきたい。そして出来れば多くの人にそれを読んでもらって感想や意見を聞かせてもらえたら嬉しいです!

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