北京オリンピックの金メダル決定

現代サッカーなんかくそくらえ。
そんなメッセージを今日の北京オリンピック準決勝アルゼンチンvsブラジルに感じました。
「数的優位を作る」とか
「ボールを奪ったら出来るだけ早くシュートに繋げる」とか
「サイドを攻略する」
みたいな現代サッカーのセオリーみたいなもんは全部無視して、南米スタイルで勝負しようぜって示し合わせてるみたいだった。
両チームともとにかくタッチ数が多くてこねくり回す。なかなかパスしないしガンガン1対1で勝負する。試合の勝者を決めてるんじゃなくて、ピッチ上の22人で誰が一番サッカーが上手いか決めてるのかと思った。
まずビビったのが王様リケルメ。いくら23歳以下とはいえ相手はブラジル代表なのに、子供を相手にしてるかのように余裕でボールキープする。あとはガゴ。今日初めて知ったけどレアル・マドリッド所属らしい。ブラジル代表をガンガン抜いてました。
もちろん、アグエロ、メッシ、マスケラーノあたりも個人技見せまくり。
対するブラジルで目立ったのはジエゴとロナウジーニョ。ジエゴは後半途中で交代しちゃったけど前半はかなり効いてた。マルセロっていう選手も凄かった。彼のことも今日初めて知ったんだけど、なんと彼もレアル・マドリッドらしい。レアルは最近地味な選手を集めてるって印象だったけどやっぱりテクニシャン集めてるんだな。
華麗なテクニックを見せつけまくってたけど、ちゃらんぽらんにやってるわけじゃない。ボールをとられたらがむしゃらに奪い返そうとする。
よくフィジカルで劣る日本は組織プレーを磨くべきだって言われるけど、もしかしたらこれが日本の目指すべき方向なんじゃないかと思った。日本人は繊細で器用だからテクニックをひたすら磨けば良いんじゃないかな?まあこの域まで辿り着くのに100年くらいかかるかもしれないけど、そうなったら楽しいだろうな。
日本が目指してるサッカーって「相手よりもたくさん走って勝つ」サッカーだもんね。それじゃ、ちょっと面白くないよなあ。どうせ南米やヨーロッパにはずいぶん遅れをとってるんだから、楽しいサッカー目指してほしい。・・って言うのはお気楽だけど。
でもって試合ですが、結果は3-0でアルゼンチンの大勝でした。終盤審判がでしゃばったのがちょっと残念ですが、両チームに敬意を表して試合結果どうこうじゃなくて誰が一番のファンタジスタかを決めたいと思います。
まず無視できないのが2ゴールのアグエロ。そういえばテBSの実況で言ってたけどアグエロってマラドーナの娘と結婚したらしいね。スポーツ界にも政略結婚とかあるのか?
次にメッシ。周りからひんしゅく買うんじゃないかってくらパス出さずにドリブル勝負。
で忘れちゃいけないのがリケルメ。誰よりも落ち着き払って堂々としてた。オーバーエイジの役割を見事果たした。
んんん。悩むけどやっぱり序盤の貫禄が相当インパクトあったのでリケルメが一等賞!北京オリンピックの金メダルに輝きました。

Share this:

Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です