目が覚めてホテルの窓からリスボンの街を見下ろすと、テレビや雑誌で見たことがある赤い屋根の家々が眼下に広がってました。昨日ホテルに着いた時は夜だったので良く分からなかったけど、ホテルの窓からの眺めはかなり良い。ただ、綺麗な建物をよーく見てみると実はけっこう汚く、廃虚のようなビルも多いのです。実際に街を歩こうとホテルを出てみると、すぐにおばあちゃんに話しかけられて、5分程ポルトガル語挨拶の仕方をレクチャーしてもらいました。なかなかフレンドリーな人たちだぞ、ポルトガル人は。

サンタジュスタのエレベーターからの眺め

ガイドブックを読んだりして知識としては知っていたのですが、リスボンはホントに坂が多い。地図で見ると近い目的地でも、ひたすら登り坂だったりして、結構苦労します。石畳もボコボコしていて至るところで石がとれちゃってるし。
そんなきつい坂が多いからかどうか分かりませんが、リスボンには足を怪我していて(あるいは足に障害をもっていて)杖をついている人が老若男女問わずとても多いように感じました。こりゃホントにひざに悪いよ。去年は「平らな国」デンマークに行ったので、ずいぶんギャップを感じます。

57回・・・

坂がつらいつらいと言いながらも、ホテル(サンジョルジュ城付近)〜ロシオ〜サンタジュスタ〜コメルシオ広場〜カテドラル〜アルファマ地区〜サンタアポローニャ駅まで踏破してしまったのは、おそらく久しぶりの海外旅行に興奮していたからでしょう。
駅で木曜日のポルト行きのチケットを予約してから、在来線でオリエンテ駅へ。世界で2番目、ヨーロッパ最大の水族館へ行きました。この水族館を設計した人は海遊館も設計したそうで、作りは海遊館とよく似ていました。中心に大きな水槽があって周りをいろいろな種類の水槽が囲っているタイプです。ヨーロッパ最大ということでかなり期待していたのですが、すごいことはすごいんだけど、海遊館と似ていて衝撃を受ける程では無かったです。水族館を出た後はお隣のEURO2004のFANPARKへ。
このFANPARKへの入場チェックはかなり厳重で、警察官が取り締まっていて、空港並みのチェックをして、危険物やビデオが持ち込めないようになってました。僕たちはビデオを持っていたので、あきらめ半分で係員に「どうしてもダメ?」と聞くと、なんと「警察にバレなきゃOKだ。試してみろ。もしバレてもデジカメだと言い張れ。」と言われました。正式なEUROの係員がですよ!!さっそくリュックの奥に隠してゲートを通過してみると空港にあるような荷物のスキャンを受けるものの見事パス!ちなみに僕の前のおばちゃんはミニ香水のビンを発見されてしまい没収されてました。ラッキー!
FANPARKではいろいろなイベントがあって、現役の草サッカー選手を代表して僕も参加しました。結果はスピードコンテストが103キロ、リフティングが57回(トホホ)、川に浮かんだゴールにシュートするコンテストは2回とも失敗に終わりました。スピードコンテストでは地元の兄ちゃんたちが盛り上がっているのを眺めていたら、そのうちの一人が「お前もやってみろ」と声をかけてくれて、周りの仲間をどけて僕に順番を回してくれました。やっぱりやさしいぞ!ポルトガル人は。
一通りのイベントに参加した後、ジャイアントスクリーンにてチェコVSデンマークの前半を観戦。結果は街に帰ってから知ったのですが、3ー0でチェコの勝利!これで去年みられなかったネドベドを見ることができます。あー相手がフランスだったらもっと良かったのに。

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