レーニン廟を出ました。さて残り時間をどうするか・・・。
と、視界に飛び込んできたのはワシリー寺院。赤の広場のシンボルともいうべき寺院。というかロシアを代表する建造物かもしれない。
これまで何度か入ろうとしたけど、いつも閉まってました。正直言うとなんとなく中の雰囲気は想像がついたし、この寺院のウリは玉ねぎをいくつも乗せたようなその可愛らしい外観にあると思うので、外から見るだけで十分と思ってました。
・・が、いよいよ今日日本に帰るという段になり、ワシリー寺院を目の前にしてみると入っておかないと後悔するんじゃないかという気がしてきた。

でも、列ができてるなあ・・。少し悩んだ結果、列に並ぶことにしました。
30分くらい並んでようやくチケット売り場へ。ちなみに子連れの家族やお年寄りは列に並ぶのを免除されて優先入場させてもらえるので、そういう方は行列にひるまず一旦並んでみるといいと思います。
窓口に行くと
「FIFA?」
と聞かれました。どうやらFAN IDの割引を受けられるようです。
そうですそうです。FIFA、FIFA。

一人1000RUB(約1800円)が30%オフで700RUB(約1300円)になりました。それでも結構高いなあ。

昔のワシリー寺院の模型

中に入ると、昔のワシリー寺院の模型がありました。今よりももう少し落ち着いた雰囲気のカラーリング。それでも当時は派手で斬新なデザインだっただろうなあ。
なんとこの寺院を設計したポストニクとパルマの二人は、この寺院の美しさに驚いたイワン雷帝に目玉をくり抜かれてしまったそうです。
他にこのような美しい建物を作れないように・・・。感謝されるんじゃなくて目玉をくり抜かれちゃうんですよ・・。
やっぱり肉食の白人と稲作の日本人の違いなのか、発想の違いを根底から感じてしまう・・・。そういえばヴェネチアのガラス職人もその技術が流出しないように島に幽閉されていたって言ってたなあ。良いものを作る人への扱いが酷すぎますねえ。

ワシリー寺院のイコン

とまあ、なんとおそロシア(ダジャレ失礼)を感じたわけだけども、寺院の中はやはり想像通り。イコンがいっぱいで、クレムリンで見た教会内部と似たり寄ったりの雰囲気でした。
それでも多分中に入らなかったら後悔しただろうから入れて良かったと思います。

部屋の片隅で聖歌隊?のような人たちが自作CDを売りながら、ミニコンサートを開催していました。撮影は自由だけどもフラッシュは禁止。

聖歌隊が歌ってました

iPhoneで撮影しているとシンガーの一人が盛んに「NO FLASH」を指差して誰かを注意し続けてる。
もー誰だよー、マナーが悪いなあ。と思ってたら僕の奥さんでした(苦笑)
隣の人に肩を叩かれてようやく気づいてフラッシュオフ。
皆さんもフラッシュの消し忘れに気をつけましょう(笑)
というかそもそも普通に撮影してたらフラッシュなんてつかないと思うけど。


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