TrinidadのCasa de la Trova

トリニダーは小さい街ながらもライブスポットが多い。昨日は移動の疲れで行けなかったけど、今日は行ってみよう。
どこに行くか迷った挙句Casa de la Trovaへ。地図を見ながらお店を探す。多分この辺なんだけど・・と迷っていたら夕方に公園で見かけたストリートミュージシャンが歩いてきた。
彼らのライブを熱心に聴いていたので、向こうも僕らのことを覚えていて、よー!って感じで握手を求めてきた。こんばんわー。
Casa de la Trovaってどこかわかる?と聞くと、目の前の建物を指差してここだよと教えてくれた。
よく見ると看板がかかってるけど教えてもらえなかったら見過ごしてたかも。
ありがとう。あなたたちもここで演奏するの?と英語で聞くと、
言葉は通じなくても気持ちは伝わったらしく、
え?俺たち?いやいや、俺たちはあの公園だけだよ。
とスペイン語で返してくれた。言葉は全く理解できなかったけど間違いなくそう言ってました。こういうノンバーバルコミュニケーションって良いなあ。いや言葉を使ってるので厳密にはバーバルコミュニケーションなんだけどね。
入場料はたったの1CUC。中に入るとまだライブは始まってなくて、お客さんも全然いない。とりあえず飲み物を注文。

ダンサーでありバーテンダーでもある

入場料が安いのでお酒で儲けるのかと思いきや、お酒も1杯たったの3CUC。こんな値段で経営が成り立ってるのは社会主義だからだろうな。
バーテンダーのお兄さんにライブはいつ頃始まるのか聞いてみると、あと10分くらいで始まるという。そうかいいタイミングで入ったな。
キューバリブレとモヒートを注文してライブが始まるのを待ちます。
10分過ぎた。ライブが始まる気配無し。まあそうだろう。キューバ時間はマージンを30分はみないと。
だんだん他のお客さんも入ってきて、ようやくバンドが準備しはじめて、結局ライブが始まったのは40分後の21時。予定が遅れたというより定刻のような気がします。単にさっきのバーテンダーが時間をよくわかってなかっただけかと。
1局目Buena Vista Social ClubのCHAN CHAN。エレキベースやシンセサイザーも入ってかなりの迫力!慌ててビデオを撮る。いやー出だしがかっこよかったから出だしを撮りたかったな。下の動画は曲の途中だけど雰囲気だけでも感じてみてください。

曲が始まるとすぐに数人が立ち上がってサルサを踊りだした。かっこええ。
隣にすわっていたおばちゃんと話す。イタリアから一人旅できているおばちゃん。ハバナに友人がいるからキューバにはよく来るらしい。
踊ってる人たちはローカルかと思ったらほとんどがイタリア人旅行客とのこと。イタリア人はサルサが踊れる人が多いんだって。
おばちゃんも踊れるの?
「下手くそだけどね」
おーじゃあ踊って見せてよ!
「んーあとでね。」
タバコをかっこよく吸うイタリアのおばちゃん。ファッションはものすごくおしゃれってわけじゃないけど、一人でキューバに来てこういうライブスポットも一人で来て、隣の日本人(僕)に気さくに声をかけて・・かっこいいな。

盛り上がるCasa de la Trova

ローカルのおっちゃんがイタリア人の若い女性をダンスに誘う。
いいわよって感じで踊る二人。
すごくセクシー。成熟した大人の世界だなあ。かっこいいなー。僕もサルサ覚えたい(笑)
ちなみにCasaのJoseにサルサを踊れるかって聞いたら、
「もちろんだ。キューバ人の血が流れているから誰かに教わる前から踊れる」
って言ってました。うらやましい。その血をちょっとだけでいいから輸血してほしい。
どんどん盛り上がるCasa de la Trova。気がつくとさっきのバーテンダーさんもお客さんと踊ってる。お客さんのお相手もするらしい。
二人とも超うまい。
さっきのローカルのおっちゃんがウチの奥さんをダンスに誘ったけど踊れないので辞退。もし踊れてたら当然踊るんだろうけど、夫としてはどういう気持ちかね。嫉妬するんじゃないかなあ。ボディタッチかなり多いし、セクシーだし。
イタリア人のおばちゃんにも声がかかって踊りに行かれました。
確かにキレのある踊りじゃないけど、それでも基本的な振りはできていて十分かっこいいっす。30分くらいで1バンド目終了。
僕らもサルサを踊れたらもっと楽しめるんだろうけど、踊れないのでイタリア人のおばちゃんに別れを告げてここで退散します。
おそらくこの後もライブは続いたものと思われます。お酒も安いし、ライブは大迫力ってことでトリニダーに来たらMust Goです!
下の動画はバーテンダーとお客さんのサルサ。この二人が一番綺麗なサルサを踊ってました。(ちょっと柱の影になってる二人)

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