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QUEENとMISIA

2005年10月15日の友達の結婚式についての日記

2005年10月16日。昨日は高校時代の友達(色々あだ名があったけど仮にコブンゴとします)の結婚式だった。高校3年間同じクラスでサッカー部だったので、高校時代は最も同じ時間を共有した友達だな。
ということでコブンゴの思い出は多々あるわけだけど、地味に印象に残ってるのが奴の卒業文集だ。コブンゴは当時QUEENが大好きで、「QUEENの素晴らしさ」について書いた作文だったんだけど、文中でQUEENのお気に入りの曲を列挙していた。
普通自分が一番好きなバンドの好きな曲を挙げるとしたら、あんまり世に知られていない、自分だけがその良さを理解していると錯覚しているような、つまりアルバムの7曲目あたりを挙げる人が多いと思う。ちょっと自分は世間一般とは違うぞ!みたいな。それが高校生ってもんでしょう。「自分だけは」みんなと違うって「誰もが」思う年頃ですから。
ところがコブンゴは好きな曲に「ボヘミアンラプソディ」を挙げてたね。ボヘミアンラプソディ!名曲中の名曲だよね。誰もが認めてます。QUEENが好きじゃなくてもこの曲は認めるでしょう。同級生のほとんどが「その曲、俺も好きだよ」って言っちゃうような曲を高校3年間の集大成として文集に発表しちゃうコブンゴって、なんてピュアなんでしょうって思ったよ。
そんなコブンゴの結婚式だから入場の曲から花束贈呈まで、いや下手したら賛美歌の替わりにフレディーマーキュリーしちゃうのかと思いきや、披露宴はもちろん2次会も一切QUEENはなし!かわりにコブンゴは金髪アフロのかつらをかぶってディエゴ・マラドーナのようなスタイルでMISIAを熱唱してました。
思えば卒業文集から12年だからね。好きなアーティストも変わるよな。
変わったと言えば、ひさしぶりに会う友達も多かったので、さぞかし変わっちゃった人も多いんだろうなと思ったけど、みんなベースは変わらないね。いじられキャラはいつまでたってもいじられてるし、50、60になってもいじられるでしょう。個人的にはとある友人の変わらぬ毒舌を目の当たりにして、自分がつまんないまあるい人間に変わっちゃったなと寂しくなった。
反対に仕事の面では税理士の資格をとった奴がいたり、代官山に服屋をオープンさせる奴、ハワイで水着ブランド立ち上げ予定の奴もいて、仕事でステップアップしていく友達を見ると、ここ数年仕事的には全然変わらない自分に焦りを感じたりした。
結婚する人、しない人、独立する人、昇進する人、いつまでも高校時代の若々しさを持ち続ける人。いろんな友達から刺激を受けて、僕もいろんな友達に刺激を与えたい。
コブンゴ!本当におめでとう!お前にワールドカップのチケットを取ってもらった恩を俺は一生忘れないぞ。お前はポジティブで行動力がある友達思いなナイスガイだ。出会った時からすでにお父さんの貫禄を持っていたけど、本物のお父さんになる日も遠くないな。
結婚式の食事はみんな感動してたぞ。とりわけバターにはビビった。旨すぎてパンを3コも食って、25種類のケーキバーでたった3つしか食せなかったことだけが心残りだ。
なんかこうして振り返ると俺もスピーチしたかった・・かも。

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