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水曜どうでしょう

ミスターと呼ばれる所以

2006年1月24日。水曜どうでしょう「原付ベトナム縦断1800キロ」DVDの感想。

以前にも日記で書いた水曜どうでしょうの「原付ベトナム縦断1800キロ」というDVDを見終わった。 6年間続いた番組の一つの節目の企画。文字通りベトナムのハノイからホーチミンまで1800キロを原チャリで走り抜けるっていう、おバカさんな企画。
前に見たジャングルリベンジ同様めちゃめちゃ笑ったんだけど、ゴールの場面でちょっとした驚きがあった。 ベトナム縦断がとても大変だったからか、あるいは6年間の節目だからか、ゴールした瞬間に藤村Dが思わず泣いてしまった。それを見た大泉さんももらい泣き。ゴール直前まで大爆笑してた僕としては何が起こったかよく飲み込めず、最初は冗談だと思った。でもどうやら本気涙のようなので、巻き戻ってもう一度鑑賞。ああそうなのか、感動しなきゃいけないシーンなのね。と違和感を感じながらも一応僕も感動してみた。
で、ここでさすがだったのが、ミスター。二人(おそらくカメラマンの嬉野さんも含めて3人)が泣いているのを見て、すかさず「いやいや皆さん涙は駄目ですよ。」とたしなめてる。 いやーさすがだ。この番組はお笑い番組であってお涙頂戴の感動ドキュメンタリーじゃないってことを骨の髄まで理解してる。 そもそも僕は24時間テレビとかの100キロマラソンとかが大嫌い。勝手に自分で走ってるくせになんでこっちが感動しなきゃならんのか。って思っちゃうほうだから、この時のミスターのプロ根性に感動した。 お笑い芸人って、自分が笑われることに必死になってるわけでしょ。視聴者に感動されて涙なんか流されたら番組として失敗だと思うのよね。 多分そういうプロ根性が染込んでるから、過酷なベトナム縦断を終えた直後でも「泣いたらダメだろ!」ってなったんだと思うわけ。 さすが社長だ。大泉氏と比べたら存在感薄いけど、やっぱり「ミスターどうでしょう」なんだなあ。

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