カテゴリー
本の感想

ハンニバル・ライジング

ハンニバル・ライジングの感想

悪のカリスマ、ハンニバル・レクターシリーズ最新作「ハンニバル・ライジング」を読んだ。
スターウォーズ風に言えば、「羊たちの沈黙エピソード1」。いかにしてアナキンがダースベイダーになったか・・、じゃなくてハンニバル・レクターがいかにして怪物になっていったのかを描いた物語。
当然殺戮ショーがたっぷりで興奮の連続なんだけど、ストーリーはほとんどひねりがなくて、小説としてはイマイチ。多分映画のほうが面白いと思う。そもそもハンニバル・レクターがここまで人気が出たのは、やっぱりアンソニー・ホプキンスのおかげだと思うんだよね。彼の爬虫類みたいな冷たーい目つきが、知的で冷酷なハンニバル・レクターにピッタリだわ。
クラリス役のジョディ・フォスターの代わり(ジュリアン・ムーア)はいても、アンソニー・ホプキンスの代わりはいないね。若かりし頃のハンニバルを演じるギャスパー・ウリエルも広告を見る限りなかなか良さそうだけど、演技はどうなんだろ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です