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日頃の出来事

夏の甲子園!

僕はサッカー派なもんで、野球にはとんと興味ありません。
でも、せっかく関西に住んでいるのに甲子園にまだ1回も行ったことがないのはちょっと気になってました。
ということで開幕したばかりの高校野球を見に甲子園に行ってきました。
まあ、ホントの甲子園の雰囲気というのは阪神戦じゃないと体験できないんだろうけど、高校野球の甲子園というのもドラマがたくさんあります。
炎天下で若者達が青春している姿を見て、青春をちょっとでも感じられたら良いかなと。
梅田で阪神電車に乗り換える。思えば阪神に乗るのも初めて。梅田から20分くらいで甲子園到着。球場は駅の目の前です。イメージしていた蔦が絡まる壁ではなく、すっかりキレイに改装されていた甲子園球場。この時点ではまだ甲子園の実感無し。
入場料無料の外野スタンドに入ると、そこに青春がありました。ついに甲子園に来ました。
青い空、真っ白の雲、緑の芝生と高校球児の汗、アルプススタンドの声援、ブラスバンドの演奏。
理屈抜きに青春でしょ。

甲子園青春劇場
ライト側の席に着く。ライトの選手の背中はもう大人のようなガタイだ。
テレビでアップになる顔はみんな幼いけど、実際に近くで見るとゴツイよなあ。
それでも時折アルプススタンドに向かってみせる笑顔はちょっと子供っぽい。
時間は誰にも平等で、僕にも青春の時間は与えられて、こういう時期を過ごしたはずだけど、それでも彼らが羨ましい。
損得勘定抜きで仲間と一緒に何かに向かって汗をかく。
いいねー!素晴らしい!
むっちゃくちゃ暑かったけど来て良かった。
高校野球で僕が嫌いだったのは、明らかにアウトになるって分かっていても1塁まで全速力で走るような無駄な体力の浪費。
そんなところで頑張らずに、体力温存した方が良いのにってちょっとバカにしてました。
今日もそんなプレーを何回か見たけど、実際にそういう姿を目にするとバカらしいという気持ちにはちっともならなくて、ひたむきさが素晴らしい!って素直に思えた。
セーフとかアウトとか結果を考えて走るんじゃなくて、打ったら全力で1塁に走る!っていうあたり前のことをシンプルに実行してる素直な姿に感動したね。
実際のところは高校野球だと結構ミスも多いから、ボテボテの内野ゴロでも全力で走っておけばセーフになる可能性が高いというのが全力で走る一番の理由かもしれないけどね。
でも、やるべきことに全力を尽くすっていうあたり前のことができなくなってきている大人にとってはあの姿はホントに素晴らしかった。
多分TVじゃここまで心に響いてこない。
良いもの見させてもらった。
それと、選手達には申し訳ないけど、ちょっと楽しみにしていたのが、負けたチームが甲子園の砂をかき集めるシーン。
ちくしょーって涙しながら砂を一生懸命袋に入れる姿って単純に泣けるでしょ。
でも、これは意外にあんまり感動しなかった。
多分スタンドから遠かったのと、選手の前にカメラマンがたくさん群がっていたからよく伝わってこなかったんだと思う。
このシーンだけはテレビのほうがよく伝わるかもね。
でも本当はどうでも良いんです、こんなシーンは。
人が悔しがってるシーンで感動するのはちょっとお下品です。
暑さに負けて結局1試合半くらいしか見られなかったし、野球の内容はあんまりよく覚えてないけど、高校球児の「全力出し切ってる感」が最高でした。
今度は阪神戦見に行ってみよう。
今日とは全く違う興奮があるはず。
砂のお持ち帰りはよく見えず
甲子園名物かちわり氷