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日頃の出来事

鳥彌三

年に1度くらいのペースで京都に出張にくる友達がいて、上洛時にはいつも一緒にご飯を食べるのですが、お互いいい歳になってきたので、ここ数年はなる屋とか安参のような良いお店に行くことにしています。
で、今年はかの坂本龍馬も愛したと言う鳥彌三に行きました。
創業以来227年の歴史。建物は約270年の歴史があるらしい。
お値段もかなり「いいお値段」です。
確かに美味しいのだけど、そこそこの感動という感じかなあ。
なる屋、安参と同じくらいのコストなのですが、そちらの方が感動しましたね。
200年以上の歴史と坂本龍馬が来たことがあるというブランド料が含まれているように思います。
坂本龍馬が食べたと部屋も見せてもらいましたが、コロッケとか坂口憲二のサインが襖に書かれちゃってて、ちょっと残念な気がしました。
幕末マニアは泣いちゃうんじゃないですかね。

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思ったこと

パリのテロについて

パリで大きなテロがありました。
僕たちが知っていることは氷山のほんの一角にすぎず、何が事実なのかは知る術も無いけど、この問題を考える時にはどんな結果が理想的な結末になるのかを常に頭に置くべきだと思います。
ISと徹底的に戦ってISを殲滅することが理想的な結末なのでしょうか?
そうではないと思います。
ISにはイラクやシリアにいて中枢的な役割を担う人もいるし、思想的に連携をしている人達が世界中にいるでしょう。
彼らを全員殺害するのは不可能です。
理想の結末はISと戦うことではなく、ISと何度も話し合って和解することだと思います。
もちろん、それは難しいこと。
だから結局は空爆するしか無いのかもしれない。
でも最終的に空爆という選択肢を選ぶのだとしても、それは理想的な解決手段ではないということは忘れてはいけないと思う。そして理想的な解決手段である話し合いに向けた努力を怠ってはいけない。
それと今回のパリのテロが悲劇であることは間違いないけど、シリアやイラク(あるいはそれ以外の世界中の国々)ではこういうことは日常的に起こっています。今回のテロの犯人を正当化するつもりは無いけど、もし犯人の家族や友人がシリアへの空爆で命を落としていたらどうでしょうか?
シリアに生まれ育って、ある日に空から爆弾が落ちてきて家族や友人がたくさん死んだ。その空爆の首謀者の中にフランスがいた。フランスに復讐しようと考えた。そういうことかもしれないですよね。
米国やヨーロッパ諸国が行っている空爆は悪人だけを確実に殺せるのでしょうか?
そもそも裁判もしていないのに悪人かどうかどう判断しているのでしょうか?
誤爆で病院に爆弾を落としたこともあると聞きました。それは無実の人を殺したということでしょう。
その空爆はテロと何が違うのでしょうか?
無実のパリ市民が死んだ。同じように無実のシリア、イラクの人達をこれから殺すしかないのですか?
相手の言い分は何か?何故そんなに怒っているのか?
それを正しく理解する努力無くして本当の解決は無い。
もちろんISの人達にもその努力をしてほしい。
テロで主張するのではなく、言葉で主張して欲しい。
私はテロも空爆も反対です。

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TVの感想

釣りバカ日誌

今秋のドラマは豊作だわ。
こないだ下町ロケットについて全米が泣くって書いたけど、
釣りバカは全米が笑うね。
映画版も好きだけど、テレビ版はもっと良いかも。
西田敏行ってホント凄いな。
まさかのスーさんを演じちゃうんだもんな。
濱田岳もすごい。あれだけ西田敏行の濃いイメージがある浜ちゃんを違和感無く演じてる。
個人的には
西田敏行>三國連太郎
吹越満>谷啓
だと思ってます。
久しぶりの「放送日が待ち遠しいドラマ」です。

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本の感想

浅田次郎著「蒼穹の昴」

中国の清朝時代の終わり頃を描いた全4巻からなる長編小説です。
まずは何はともあれ、登場人物がたくさんいてしかも中国人なので名前を覚えるのが大変。本の最初に皇帝の血統を示した系統図があったり、栞のような主要登場人物の説明書きがあるけど、それでも「こいつ誰だっけ?」状態が3巻くらいまで続きます。
非常に長い小説だけど登場人物が多いせいか、一人ひとりの物語があまり丁寧に描かれていない気がします。こちらがようやく物語に入っていけたなと思う頃に場面転換して、他の人の話になってしまうのでリズムを掴めませんでした。
これと同じような感覚を以前味わったことがあります。スターウォーズエピソード1を見たときです。
ジャージャービンクス、クワイ=ガン・ジン、ダース・モールとかいっぱい新キャラが出てきましたが、人物描写がイマイチだったように思います。
この小説も基本的には主人公の二人に声援を送るのですが、なんか文秀が最後のほうでリンリンを殴ったところは全く共感出来ず。え、そんな人だったの?みたいな感じ。
ということで読み切った満足感や、途中途中での盛り上がりはあったものの、満足感低し。
もっとたくさん本を読んでいけばこの本の素晴らしさが理解出来るかも。