カテゴリー
映画の感想

食べて、祈って、恋をして

想像していた通り、たんたんとした映画で、つまらないでも面白いでもなかったんだけど、今の20代30代はこの映画に共感出来る人が多いんじゃないかなと思ったので感想を書きます。
思いっきりネタばれなのでこれからこの映画を観ようと思っている人は読まないで下さい。
ストーリーの概要はジュリア・ロバーツが演じる主人公が自分探しの旅に出るわけなんだけど、バリの占い師の言葉は多くの現代の若者に向けられていたんじゃないかな。
「愛のために調和を失うことは、調和のある行き方の一部なんだよ」
「若者」と一括りにするのは良くないけども、晩婚化が進んでますよね、今。
色々理由があると思うけど、一人の生活が楽しいってことが原因の一つじゃないかと思うんです。
インターネットでたくさんの人と繋がった気になれるし、娯楽の種類や数はとても多い。
自分の楽しみ方や流儀を確立して「調和のある生き方」をしていると感じている人の中には、恋人を作ったり結婚したりすることは、調和を乱すことだと思っている人もいるんじゃないでしょうか。
娯楽たくさんの楽しい世の中ということが原因で人を愛せなくなっているのなら悲しいです。
なんか説教じみた感想になっちゃいましたね。説教というかおっさんか。
歳をとったもんですなあ。

カテゴリー
映画の感想

男はつらいよ48作品ついに完結

2005年の夏から見始めた「男はつらいよシリーズ」。
ついに最終作48作目を見終わった。
3年以上かかってコンプした作品が終わってしまうのは、かなり寂しかった。そして寅さんはもうこの世にいないっていうのも悲しい。
この間の夏に行った加計呂麻島が舞台でこれまた懐かしかったな。
山田洋次監督の中では、今も寅さんとリリーさんは加計呂麻島に住んでることになっているらしい。渥美清さんの命日には加計呂麻島に山田監督がお線香をあげにくるとか。
49作目は「寅次郎 花遍路」っていうタイトルまで決まっていたらしいから、渥美清さんが急逝してしまった為に最後の作品となったわけだけども、実に完結編っぽい仕上がり。
偶然とはいえ最終作のマドンナがリリーさんでほんとに良かった。
リリーさんを送っていくシーンはこれまでのパターンとは、はっきり異なってる。
「男が女を送るって言う場合にはな、その女の家の玄関まで送るっていうことよ。」
・・・最高です。
寅さんは最高に格好つけだから、自分の美学を貫く。だからいつも引き際が異常に早い。だけど今回は違う。それでいて美学は貫いてる。
いつも寅さんのあきらめの早さがもどかしかったけど、今回は嬉しかったなあ。それでいて寅さんが見苦しくない。
47回も同じパータンを見てきたからこそいつもと違うこの展開に、より一層感動したんだろうな。
さくらさんが寅さんを説得するシーンも泣けたあ。
「男はつらいよ」は日本人が失っちゃいけないものをたくさん教えてくれます。グローバル社会において求められているのは欧米化することじゃない。グローバル化した世の中だからこそ、日本人の良さをしっかり持つってことが大事なんだわな。
日本人の素晴らしさ。色々あるけど寅さんが教えてくれた日本人の良いところは、結果じゃなくて内容や過程を大切にするってことじゃないかな。自分の美学やポリシーを曲げてまで結果を求めることはしないってこと。
釣りバカシリーズも凄く好きだけどね、こういう心をジーンとさせてくれるところは男はつらいよの方が一枚上手だな。
僕の生き方に大きな影響を与えてくれました。
寅さん3年間ホントにありがとう。

カテゴリー
映画の感想

天国はまだ遠く

映画ランキングサイトの管理人らしく、最近は映画をよく見てます。
先週はダージリン急行。
お気楽に笑えるかと思ったら、なんかビミョーで。ロードムービーっていうの?泣けるわけでもたいして笑えるわけでもなく。まあ強いて言えばオシャレ映画かな?マーク・ジェイコブスがデザインしたルイヴィトンのめちゃくちゃカワイイスーツケースが存在感を放ってる。ダージリン急行もディティールまでこだわってるあいくるしいデザイン。ホテルからぱくった黄色いガウンも上品だ。
本編の前のショートムービーではナタリー・ポートマンが相当エロイ!
だけどもそれだけ。ま、とにかくオシャレなら内容なんてどうでもいいじゃんって感じなのかな。それならそれでいいけど、僕は消化不良でした。
で、昨日王様のブランチで紹介されてた「天国はまだ、遠く」
素直にじーんと出来そうだ。これで涙して消化不良をすっきり流そうと。
ちょうど公開初日だってことで、早速見に行きました。
加藤ローサ主演でお相手はチュートリアルの徳井義実。
おおよその内容は宣伝で分かってた。
主人公の女の子(加藤)が人生に行き詰まって自殺しようとする

良い人(徳井)に出逢う

自殺取りやめ。明日からまた頑張ろう。
まあこの映画を見に行く人はこれくらいのことは分かってるだろうから、断言しちゃうけどおおよそ上記の展開が全てです。
だけども驚いたのは、開始15分でSTEP3(自殺取りやめ)まで行っちゃうの。え、もう既に生きる希望見い出したの?みたいな感じ。
残りは徐々に元気になるってところだろうけど、演じてるのが元気はつらつなイメージの加藤ローサだから、最初からあんまり落ち込んでる印象無し。
原作にはない田村(徳井)の辛い過去も余計だと思う。そんな過去があったら千鶴(加藤)にあんなふうに接することは出来ないっしょ。脚色通り越してストーリー変えちゃってると思う。そんな重大な過去を付け加えるんだったら、そのエピソードが物語にもっと関わるべきじゃないかな。制限時間2時間なのに、あれもこれもって欲張り過ぎなんじゃないだろうか。結局どのエピソードも深く描かれず、想像にお任せしますって感じ。
ちょっと面白かったのは主役二人の関係。下手に恋仲になったら嫌だなーって思ったけど、幸いそういう展開にはならない。だけどもその途中経過をみてると、ここまでラブラブならいっそのことくっついちゃえよって僕は思った。
ところが、ウチの奥さんはあれは全然いちゃいちゃしてないと思ったらしい。お互い男と女を意識してないところが良かったと。
男と女で「ラブラブ」の定義が違うんだなあって思った。僕が田村なら確実に千鶴に告ってる。もちろん顔は加藤ローサであることが前提として。
でもってウチの奥さんが千鶴の立場で田村に告られたら、
「何を勘違いしてるのよ!」
ってことになったんだろうなあ。
価値観の違いですなあ。・・・僕らよく結婚できたもんだ。
ということで、2作連続で消化不良で、今日はティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」を見た。
前半はファンタジー炸裂でまたしても失敗かと思ったけど、後半からぐいぐい物語に引き込まれて、最後は涙涙涙。
次は笑える映画探そー。

カテゴリー
映画の感想

寅さんに教えられたこと

数年前から見始めた男はつらいよシリーズ。ようやく44作目まで来ました。

作品の中で寅さんが甥の満男にこう叱るシーンがある。
「汽車に乗らないと死ぬのか?墓参りと汽車に乗るのとどっちが大切だか、大学生のお前が分からないのか!バカヤロウ!」
これは旅館の女将さんの旦那さんが亡くなったことを知って墓参りに行こうとした寅さんに対して、満男が「そろそろ行かないと電車に間に合わない」とこぼした時の寅さんの説教だ。
寅さんは就職も結婚もしない、いわゆる「ヤクザな兄貴」だけども、義理や人情、仁義だけは欠かさない。現代の人が失いつつある大事なことを頑に守っている人。その軸はちっともぶれない。
時間やお金を追い求めて、結局時間やお金にしばられている現代人。その結果大切なものをどんどん失ってく。寅さんはそれじゃダメだってビシっと叱ってくれる。
33歳になった今日、この作品を見られてホントに良かった。僕は聖人君子になりたいわけじゃないけど、人としてもっと大きくなりたい。その目指すべきものは寅さんがたくさん持ってる気がする。是非一度寅さんに叱ってもらいたいもんだ。
「30過ぎたお前がそんなことも分からないのか!バカヤロウ」
って。
カテゴリー
映画の感想

シュトーレン?・・・別に。

昨日ポストを覗いたら、シュトーレンが置いてありました。
かなりびっくりしたわけですが、大家さんからのクリスマスプレゼントでした。
僕のマンションは1,2階に大家さんが住んでいて、店子が4軒しかないから割と大家さんとのユニティがタイトだけども、さすがにクリスマスプレゼントをもらったのは初めてだ。
初めて食べたシュトーレン。うまがった。
夜はテレビで「手紙」という映画を見た。内容よりも何よりも、衝撃的だったのが沢尻エリカ。
純情そうな女の子を演じていてめちゃくちゃ可愛い。
この人が?ホントにあの「別に。」の人??
沢尻さんが登場するたびに自問自答して、映画にのめりこめなかったけど、期待した程度には泣かせてもらった。
多分今年はこれが最後の日記になるでしょう。来年も映画ランキングサイトCHANNELCINEMA.COMをどうぞ宜しくお願いいたします。
メリークリスマス!

カテゴリー
映画の感想

シティ・オブ・ゴッド

シティ・オブ・ゴッド(CIDADE DE DEUS)は60,70年代のリオデジャネイロのスラム街の物語。そのスラム街は北斗の拳のモデルになってるんじゃないかと思えるくらいの無法地帯っぷり。マジで日本に生まれて良かったと思いました。
このスラム街で育った主人公がジャーナリストになるサクセスストーリーが映画の柱(のはず)。
だけども主人公よりも周りのギャングののほうが圧倒的に存在感がある。
平和な日本で育ったら絶対に理解出来ない世界が地球の裏側にはあるんですよ。彼らとは仮に言葉が通じても絶対に分かり合えないでしょう。特にリトル・ゼってギャングはネイティブ極悪。生まれながらにして家族がいなくて、幼い頃から年上のチンピラとつるんで殺人もへっちゃら。それでも彼が街を完全に掌握すると表面上は平和が訪れる。善人であれ悪人であれ圧倒的な権力者があらわれるとバランスが保たれるらしい。ただしそのバランスが少しでも崩れると平和な街は加速度的に地獄へと化していく。偽物の平和はもろい。
ギャングの過激なバイオレンスシーンの連続だけど、色彩鮮やかな映像とリズミカルな音楽がとってもクールな映画に仕上げてる。ちょっと間違うと悲壮感ただようくらーい映画になっちゃうけど、コミカルなユーモアもあってかなり面白い。
一番驚きなのはこの北斗の拳みたいな映画が実話だってこと!
今までブラジルといえばサッカーときれいなビーチしかイメージなかったけど、貧困と闘ってるんだよね。そこから這い上がる手段がサッカーなんだとすれば日本人がかなうわけがないな。

カテゴリー
映画の感想

映画東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

埼玉スタジアムでの実に1年7ヶ月ぶりのレッズの敗戦のショックを紛らわす為に浦和美園AEONにて、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を鑑賞。なんでも映画館の1周年記念とやらで特別価格の1000円で観られた。ラッキーだ。
きっと埼スタの神様が
「今日はゴメンな、これで勘弁な。」
って慰めてくれたんだと思う。
で、映画だけども小説の映像化3作品(単発ドラマ、連続ドラマ、映画)の中では最も良い仕上がりだと思う。一言で言えば安っぽくない。主役のボク役も3作品(大泉洋、速水もこみち、オダギリジョー)の中では最高。オダギリジョーのかっこ良さはアイドルっぽくなくて良いね。観終わった後は悲しくて悲しくて、「俺、なんでわざわざお金払ってこんなに悲しい思いをしなくちゃならんのだろ」って思った。
とはいえ、泣ける度はやっぱり小説にはかなわない。小説の場合はじっくり時間をかけてオカンの人柄を自分の中で作って、あるいは自分の母親とダブらせていく。本を読んでいる数日間は、本を読んでいない時もなんとなく親の存在が心にあったりして、で本を開くと号泣ってパターン。だけども映画の約2時間の制限の中では、なかなかオカンとボクの人生を感じるには時間が足りない印象が否めない。小説に感動して映画を見に来る人が多いと思うけど(僕もそう)、原作を読んだ人は映画でカットされてる部分を自然と補足しちゃうから純粋に映画としての評価は難しいんじゃないかな。
原作を全く知らなくても、ここまで泣けるのか?って思ったもの。
もちろん、映画には映画なりの活字にない良さがある。特に、田舎の青年が東京に出てきて東京で勝負するって雰囲気は良く出てたと思う。
原作は「母」と「息子」の物語だけど、映画はそれに加えて「故郷」と「東京」の物語も強烈に感じる。東京タワーや筑豊の街を映像で見るのと文字で追うのはやっぱり違うね。百聞は一見にしかずだわ(ちょっと違うか)。「ボク」のモヒカンの友達が「もうこれ以上東京で頑張れない」と言って故郷に引っ込むシーンは東京ってやっぱり最前線の戦場なんだなって感じた。
全国から集まってきたツワモノどもが勝負して、リリーさんみたいな人が勝ち残っていく東京。
最前線で戦って、夢破れてベースキャンプの故郷に逃げられる人は良いけど、最前線の東京で生まれ育った人達は夢破れたらどこへ逃げれば良いのかねってちょっと思った。
エンディングテーマソングの福山雅治の「東京にもあったんだ」が終わっても、みんなしばらく席を立たなかった。多分みんな涙を拭いてたんだと思う。僕も奥さんもそうだったからね。

カテゴリー
映画の感想

パリ、テキサス

先週のサッカー大会で腿を痛めたので今日はサッカーをお休みして、ビデオ鑑賞。
チョイスしたのはヴィム・ヴェンダース最高傑作の呼び声も高い「パリ、テキサス」。
4年間失踪していた主人公が弟夫婦に連れ戻されて、再会した実の息子と母親を捜しにいくというのがあらすじで、いわゆるロードムービー。空白の4年間は何だったのかという謎が少し興味をそそるけど、それ以外は特に劇的なストーリー展開はなくたんたんと物語が進んでいく。
以下ややネタバレなのでこれから映画を観る人は注意してください。
ヴィム・ヴェンダース最高傑作という意見も聞いていたので期待してたけど、あんまり面白くなかったなあ。車で移動しているシーンが多いので、不謹慎ながらも「笑いが無い水曜どうでしょう」みたいだななんて思っちゃいました。主人公トラヴィス、トラヴィスの元妻、トラヴィスの息子ハンター、トラヴィスの弟夫妻、の5人しか登場人物がいないけど、それだけに個々の人物が丁寧に描かれていてその辺が評価されてるのかなあって、無理にいいところを探しちゃった。5人の中では7歳のハンターが一番強くてしっかりしてる。両親のわがまま(色んな意見があると思うけど僕は単にわがままだと思う)で悲しい境遇に置かれてしまったから、あんなに逞しくなったのかな。逞しくもあり優しさも持ってる。親はいなくても子は育つんだねえ。
クライマックスの鏡越しの激白シーンは感動もしたけど、ちょっとあざとくないかな?お互いあの頃は若かったってことであれば、きちんと会って話し合うべきでは。まあ全て合理的にストーリーが進んだらロマンチックのかけらもないから、あれはあれで良いのか。
ということでオススメじゃないけれども、絶賛する人が多い作品であることは間違いないので、時間がたっぷり余った日曜の午後にどうぞ。・・・説得力ないねえ。

カテゴリー
映画の感想 海外旅行

冷静と情熱のあいだ

フィレンツェ旅行の準備の一環として冷静と情熱のあいだを観た。
原作を読んだのは3、4年前だったので、細かい部分は忘れてたけど観てるうちに少しずつ思い出した。
原作を思い出すにつれて、映画と原作の設定の違いにちょっと違和感が・・。
まずなんと言っても「あおい」の配役がケリー・チャンっていうのにびっくり。なんで外人なのよ。松嶋菜々子とか松たか子とかでいいんじゃないの?かなり流暢だけど微妙にカタコトな日本語が気になる。でも話が進んでいくうちに判明するんだけど、どうやら日本人と韓国人か中国人のハーフという設定らしい。確か原作では純日本人だったような・・・。まあ別の作品として観ればどうってことないか。
ともかくケリー・チャンはちょっとイメージと違うと思ってたけど、挿入歌のエンヤもなんか違和感がある。エンヤの曲は好きだけどもどうにもヨーロッパの北のイメージが強いから、イタリアって感じじゃないんだよなあ。ケリーチャンといいエンヤといいマーケティング重視であざとい匂いがプンプンだ。
ということで、ややしらけたテンションでスタートしつつ、まあフィレンツェの雰囲気が感じられればいいやぐらいの気持ちで観てたんだけど、途中からかなりハマってね。
2時間そこそこの映画で10年越しの約束を表現するのはなかなか難しいと思うけど、ラストシーンは涙腺バルブ決壊。原作にはない伏線がまた実に良い具合にラストシーンを盛り上げる。小説の映画化ってどうしてもはしょるところが多くなっちゃったり、映画向けの設定がストーリーを台無しにするけど、この作品は良い方向に原作と違ってるんじゃないかな。
なんだかんだ言って、エンドロールのエンヤはグッと来たし・・。
竹野内はこの作品が映画初主演みたいだけど、見事な演技だね。声が良いし、イタリア人に混ざっても見劣りしないルックス。けっこう見直した。
ちょっと残念だったのは原作は順正視線で描いた「BLU」とあおい視線で描いた「ROSSO」の2部構成になってるんだけど、映画ではほとんど「BLU」側で作られてるってことだな。映画も2部構成にしたら面白かったんじゃないかね。
何はともあれ、フィレンツェテンション上がりました。

カテゴリー
映画の感想

フラガール

水曜どうでしょうの藤村Dもブログで絶賛してたし、CHANNELCINEMA.COMでもみんさんから投稿していただいたコメントがあまりにも熱かったので、どうしても観たくなって行ってきましたフラガール。いわゆる泣けて笑える映画なんだけど、その泣けかたがハンパじゃない。もう目に涙が浮かぶとかじゃなくて嗚咽する一歩手前まで泣いた。
映画の中盤以降は泣きっぱなし。登場人物達の夢への情熱とか思いやりとか夢をあきらめざるを得ない無念さとか色んなことで泣ける。フラダンスの生徒達のダンス技術の向上に比例して、松雪泰子が演じるまどか先生が人間的に成長していく姿にも感動。100年以上続いたという炭坑の伝統を諦めて全く新しいことを始めることはさぞかし勇気と努力が必要だったことだろう。この映画ではフラダンスを踊る女性達が主役ではあるけれども、植物係の光夫に代表されるような裏方さんたちの努力も相当だったはず。これが実話だって言うんだからなおさら感動。
この映画を観てあらためて思ったのは、微妙な言い回しもきちんと理解出来るし人物の心の動きが分かるという点で、ハリウッド映画よりも日本映画のほうが深く感動出来るなあってこと。パンフレットには「日本映画を超えてもはやアメリカ映画のレベル」というようなことが書いてあったけど、僕の意見は全く正反対で、アメリカ映画では得られない感動を持ったすばらしい日本映画だと感じた。激しくオススメ!