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本の感想

バッテリー3

あさのあつこ著「バッテリー3」の感想

3巻は早かった。1日で読みました。
ダヴィンチコードばりに次の展開が気になった。
3巻のテーマは一言で言えば野球への想いの強さ。
下手な奴も上手い奴もいるけど肝心なのは、どれだけ野球好きなのよってこと。登場人物達の真っ直ぐな想いが気持ち良い。
しかも中学生なだけに相手の気持ちや周りの状況を考える余裕がないところが、さらに想いを力強くしてる。
学校の事情とか、あんたの教育論とか全然関係ない!俺は野球がやりたいだけ!みたいなのがすごく良いね。実際にこんな後輩が下についたらムカついてしょうがないと思うけど、所詮他人事ですから。校長先生や監督が攻められるのはスカっとしますわ。大人になると必要以上に周りを気にしちゃうからね、時には相手がどう思うかなんて気にせずに言いたいこと言ったら良いんです。
で、こういう野球大好きな奴らが集まればさぞかし良いチームになるんだろうって思うんだけど、チームワークを全く感じないのが痛い。
著者のあさのあつこさんはお涙ちょうだいな友情物語にしたくないっていう意図が強いようで、チームメイトを支え合うっていう場面がほとんどない。プロ野球チームならそれで良いんだろうけど、少年野球でこんな心境になるんかね。
ともあれあと3冊で物語がどう展開するのか楽しみ。

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