原宏一著「握る男」

本の帯の
「通勤中に読みたい本第1位」
というコメントにやられて買いました。
結果、確かに通勤中に最高の1冊でした。展開も早いから1週間で読んじゃったけど、今週は通勤時間が楽しみになるくらい夢中で読みました。
主人公の二人(ゲソと金森)は、いわゆる善人ではなく、主人公にふさわしいとは言えないような人。僕はどちらかと言うと主人公に自分を重ね合わせて読んでいきたいので、主人公に共感出来なかったり、主人公を好きになれないと物語に入っていけないんだけど、この本はそれでものめり込んじゃうんだよなー。
ゲソほどじゃなくても、男に生まれたからにはもう少し野望を持たなきゃなって思いました。
で、ゲソや金森の行動や考え方にちっとも共感出来ないながらも、終盤はゲソ頑張れ!って応援している自分に気付いて不思議な気持ちになりました。
金森の回顧物語なので、オチが分かっている中で物語が進む辺りは、カワイイアナキンがダースベイダーになるというのが分かっていて見るスターウォーズエピソード1〜3と同じ流れですが、この仕掛けはあんまりよく無かったんじゃないかなあ。
オチが分かってなかったらもっとドキドキ出来たと思う。
ま、でもオチが分かっているからこその良さもあったかな。
ともあれ通勤中に読みたい本というのは本当です。
また、帯のもう一つのコメント
「全ての働く男女に読んでほしい。」
というのも納得です!

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