観てないけど!オススメの映画10選

いやもう、めちゃくちゃなランキングですけどね。はい、観てないんですよ。観てないんですけども面白いに決まってるから、観るまでもない!そんな映画のランキングです。観たい映画ランキングとも言えましょう。いやはや映画の奥深さは恐ろしい・・・。それでは、私が自信を持ってオススメする10作品をご紹介します。(くどいようですが観てはないです。)

10位
インビクタス/負けざる者たち

絶対に負けられない戦いが、そこにはある!

絶対に負けられない戦いが、そこにはあるんです。うん。負けなければ合格点なので、引き分けでも良いんです。勝ち点1でOKです。まあさすがにそれは穿った見方かもしれないけど、どうしてこういう表現をするんですかね。日本人のさがでしょうか?
必ず勝つぞ!じゃちょっと大きく出過ぎってことですかね。ちょっと控えめに、わたくし負けなければそれで満足ですってところか。奥ゆかしいですねえ。

本作も「勝利を掴む者たち」じゃダメだったんですかね。
現代はInvictus。ラテン語で征服されない、不屈の、負けたことがないとかそういう意味だそうです。・・まあそうすると負けざる者と言う表現は正しいようですね。

まあ、なにしろ観てないから分からないですけど(笑)、クライマックス の最後の試合は、負けなければ優勝が決まるとかそういう展開であって欲しいところです。多分マット・デイモンはガンガン勝ちにいってるはず。

ちなみにその後ラグビーワールドカップですっかりにわかラグビーファンになった僕は、もちろん本作もがっつり観ました。超感動しました。がっつり勝利をもぎ取るお話でした。

9位
勝手にしやがれ


監督:ジャン=リュック・ゴダール

出演:ジャン=ポール・ベルモンド/ジーン・セバーグ/ダニエル・ブーランジェ

ジャン=リュック・ゴダール・・その響きにうっとり。とりあえず観ておけばあなたもいっぱしの映画通!

映画好きを名乗る資格なんてはなからあると思ってませんが、ゴダールってやつですか・・・1つも観た試しがございません。よってもって、どんな作品か想像もつきませんが、BRUTUSとかの映画特集でちょいちょい見かけますよね。間違いなく名作なんでしょう。

全く予備知識無しで、想像してみましょう。非常に安直で申し訳ありませんがパッと思いつくのは沢田研二ですね。でも残念ながらこっちのほうもよく知りません。ということで残る手がかりはジャケットですか。なんかチャラチャラしたモテ男がボーイッシュな女の子にチューされてますね。でもってモテ男の方の視線は別の女を追ってるってところでしょうか?あーはいはい。結構なことで。勝手にしやがれ。

8位
世界の中心で、愛をさけぶ


監督:行定勲

出演:大沢たかお/柴咲コウ/長澤まさみ/森山未來

え、森山未來が主役じゃないんですか?

突然ですが、イースター島に行きたいなと思って色々調べてるんですけど、どうやらイースター島はかつて「世界のへそ」と呼ばれていたようです。あれだけの絶海の孤島なのでそう呼ばれてもまあ多少はうなずけるんですが、丸い地球であえてへそだとか中心だとかを決めるとしたらやはり北極か南極なんでしょうね。それか赤道上のどこかか。

本作の舞台はそんな「世界の中心」なわけですが、劇中での「世界の中心」は「愛する恋人がいる場所」的な、あーハイハイごちそうさまって感じの設定なのかなと思いきや、なんとウルル(エアーズロック)だというじゃないですか。イースター島じゃなかったけど、当たらずとも遠からずだ。俄然興味が出てきました。

そうなると、興味はウルルで何をするかということに移ります。もちろん「愛をさけぶ」んですよ。どう叫ぶんだ?何しろ観てないもので想像に過ぎないけど、おそらく森山未來が「助けて下さい!」って叫ぶんでしょう。病気の恋人と一緒に念願のエアーズロックに着いたものの、ついに 恋人が力つきて倒れてしまう。周りを見渡す森山未來。藁にもすがる思いで「助けて下さい!」と必死に叫ぶが手をさしのべてくれる人は一人もいない。何故なら日本語が分かる人が誰もいなかったから・・・。ああ切ない。号泣すること間違い無し。

7位
僕はラジオ


監督:マイク・トーリン

出演:キューバ・グッディング・Jr/エド・ハリス/デブラ・ウィンガー

プレーは出来なくても伝えることは出来るんだ(あくまで想像)!

そんなわけないだろと突っ込みたくなるようなタイトルですが、まるでラジオのようにペラペラよくしゃべる人ってことですかね。グッドモーニング ベトナムのロビン・ウィリアムズみたいな主人公ってところでしょうか。

ジャケットから想像するにスポーツ(アメフト)感動ドラマですね。どうやら主人公(まあ十中八九ラジオ君でしょう)はユニホームを着てないからアメフトはしないようです。というか多分出来ないんでしょう。おそらく病気持ちで。でも小さい頃からアメフトが大好き。その夢が捨てられずついに彼はアメフト部の広報担当となってチームを優勝に導く・・。 どうして広報担当のラジオ君がチームの優勝に貢献できるのかは映画を観てからのお楽しみ。白人コーチのポーズから推測するに、虚弱体質のラジオ君が試合終了間際にちょっとだけ出場するなんてシーンも期待出来ます。「おい。ラジオ。ラスト5分出るぞ。体あっためとけ!」って言ってるようにも見えるわけです。そんな全米号泣系映画です・・・タブン。

ということでこれは、ホントに良さそうな作品。あ、いやいや他の作品もオススメですけど。

6位
七人の侍


監督:黒澤明

出演:三船敏郎/志村喬/津島恵子

言わずと知れたクロサワ映画の最高傑作!

映画ランキングサイトの管理人をする資格なんてないんじゃないかと落ち込みそうになるのですが、クロサワ映画を観たことがありません。1作品も・・・。もうゴメンナサイって感じですが。スピルバーグとかジョージ・ルーカスも尊敬した監督さんなんですよね。聞くところによれば、クロサワ映画は非常に分かり易いストーリーなんだそうです。その分かり易さがハリウッドでもウケているので、クロサワ映画のいくつかはハリウッドでリメイクもされています。だから身構えること無く娯楽映画として楽しめば良いと思うのですが、なんでしょ・・・。

やっぱりジャケットが悪いんじゃないかなあ。まず七人いないし、この人が侍なのか山賊なのかも判別不能。シンプルに超コワイ。この人が世界のミフネなの?その居心地の悪さが僕を躊躇させてしまうんじゃないかなと思います。

ま、今さら観てもいない僕がオススメするような作品じゃないですね。激しく名作です。

5位
KING OF PRISM by PrettyRhythm


監督:菱田正和

声の出演:柿原徹也/前野智昭/増田俊樹

参加型映画鑑賞の礎となるか!

アメリカの映画館では大騒ぎしながら映画を観るらしいですね。コメディでは大笑い、ホラーでは叫ぶというのがあたり前だそうです。そういう映画館はさぞかし楽しいのでしょうが、シャイな日本人にはなかなか難しいんじゃないかなと思ってました。

ところが、このKING OF PRISM by PrettyRhythm(以下キンプリ)が日本に革命を起こしてくれたようです。応援上映というスタイルで、アフレコOK、声援OK、コスプレOKなのです。OKというかむしろ積極的にそれをしにいくらしい。映画は黙って静かに観るものという固定観念をひっくり返しました。

・・・が、やや気になるのはコスプレ。別に僕はコスプレをしたいわけじゃない。さらによくよく考えてみるとアフレコもしたくないし声援も送りたくない。なんか微妙に僕が求めているのと違うかも。ついでに言うと映画の中身も全く興味がない。

僕が求めているのは、周りを気にせずMrビーンで思いっきりゲラゲラ笑うってことなんですが。まあ、何事も千里の道も一歩から。何年後かに振り返った時に、キンプリがターニングポイントだったよねとなることを願います。

4位
卒業


監督:マイク・ニコルズ

出演:ダスティン・ホフマン/キャサリン・ロス/アン・バンクロフト

一度も観たことないはずなのに観た気がするのは何故?

言わずと知れた名作中の名作。あまりに名作すぎるもんだから、一度も観たことないのにオチを知ってます。「起承転」は知らないけど「結」を知ってしまっているので、全く観る気がおきません。これだけラストシーンのネタバレが許されている映画も珍しいのではないでしょうか。なんなら、ヒロインの名前だって知ってます。ダスティン・ホフマンが思いっきり「エレーン!」って叫んでますもんね。

あとは、サイモン&ガーファンクルですね。サウンド・オブ・サイレンス、めちゃくちゃ暗いけど良い歌ですねー。僕は世代じゃないけど両親がよくレコードかけてました。しかし出だしから、Hello Darkness, My Old Friend(こんにちは僕の古い友人の暗闇さん)ってどんだけ闇が深い歌詞なんでしょうか。日本でもこの頃はかぐや姫の神田川ですか?暗い感じが知的でモテた時代なんですかね。

ダスティン・ホフマンが演じる主人公もそんなネクラなんでしょうか?艶かしい女性の足をポケットに手を突っ込んで斜に構えて見つめているあたりは、どうやらその素質がありそうです。

3位
恋空


監督:今井夏木

出演:新垣結衣/三浦春馬/小出恵介

CHANNELCINEMA.COM恋愛ランキング不動の1位

ティーンズラブ(TLと略すようです)とケータイ小説の違いが全く分かってないオッサンのわたくしですが、まあ10代の女の子がキュンキュンしながら楽しむ恋愛系の物語ってことでだいたいOKですか?

この恋空がTLなのかケータイ小説なのか知りませんが、若者に人気の恋愛映画であることは間違いありません。CHANNELCINEMA.COMはおかげさまで10代女性の訪問者が多いので、恋愛映画ランキングではこの恋空が堂々の1位です。

でも、まだ観てません。なんでって・・いや、だってその、わたくしもう40代なんですよ。胸キュンだなんてそんな恥ずかしくて・・。ま、あとは投票のコメントを読んでいるのでだいたいのストーリーを知っちゃってるんですよね。新垣結衣がこうなって、三浦春馬って結局ああなるんでしょというのが。

あらすじを知らない人はなんのことかさっぱりでしょうが、今どき(既に9年も前の映画ですが)の女の子はこういう設定に胸キュンするんでしょうか?実際にこれが自分の身に起こったら耐えられないほど辛いと思いますけどね。

2位
東京物語


監督:小津安二郎

出演:笠智衆/東山千栄子/原節子

小津映画の素晴らしさはガキには分からんのです。

正確に言えば一度観たことがあります。いや観ようとしたと言うべきか。学生の頃、小津の一つや二つは観ておかないとモテないと思い観ることにしました。落ち着いた物語のせいか、僕の体調のせいか分かりませんが、とにかく眠くなったというか、ほぼ寝てしまったと記憶しています(というか記憶があんまり無い)。

あ、寅さんの御前様(笠智衆)だ。若い頃から既に御前様みたいだったんだな・・と思ったあたりからはレム睡眠と覚醒状態をいったり来たりで、昭和の大女優原節子の記憶は全くありません。なんか家の縁側でしゃべってるシーンが多かったかと・・・。

あれから20年の歳月が流れました。当時学生だった僕はいまや中間管理職のサラリーマン。今なら東京物語の良さが分かるかも。いや分かるはず。まずはリメイクの東京家族(山田洋次監督)から入ってみようかな。

1位
カッコーの巣の上で


監督:ミロス・フォアマン

出演:ジャック・ニコルソン/ルイーズ・フレッチャー/ウィル・サンプソン

名優ジャック・ニコルソンの最高傑作!

半分おふざけでこのランキングを作ってきましたが、これは本当に観たい作品です(いや他の作品もそれなりに観たいのですが)。CHANNELCINEMA.COMに 投票された感想を読んでも凄く良作っぽい!じゃあ何故観ないのかというと、ちょっと重そうな印象があるからなんですね。聞けば精神病院ネタだというじゃないですか。

ジャケットのジャック・ニコルソンは笑ってるけど向こう側に見えるのは有刺鉄線ですもんね。ジャック・ニコルソンが有刺鉄線の外にいるのか中にいるのか分からないけど、とにかく穏やかじゃない。

精神を病んでいる人のお話というのはこちらがよっぽど元気じゃないと疲れてしまいます。TSUTAYAに行ってもついついコメディばかり借りてしまうのは、深刻な話は日常生活でもうたくさんという心理が働いているからなんじゃないかと思います。

ということで、身も心も元気な時にこの作品にぶつかっていこうと思います!


以上、観たことも無い映画のレビューを10本も書いてみました。あれやこれやと想像しながらレビューを書いていると、本当に観たくなってきました。ということで、近いうちに観てCHANNELCINEMA.COMで投票しようかと思います!

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