東京オリンピック延期残念企画!スポーツ映画ランキング2020!

2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップ。開催前まではほとんど興味がなかったのに多くのみなさんと同様にすっかりにわかラグビーファンになりまして、しまいには横浜まで決勝を観に行くほどラグビーにはまりました。鍛え上げられた肉体が全速力でぶつかる激しい競技であるにもかかわらず、乱闘や審判への抗議はほとんどなく清々しいとはこのことだと感動したもんです。

試合そのものも手に汗握る展開の面白い試合が多かった。筋書きのない試合ですらこんなに面白いんだから、筋書きのある映画だったらさぞかし面白いことでしょう。
ということでスポーツを題材にした映画ランキングベスト10を選んでみました!

10位
ペレ 伝説の誕生

監督:ジェフリー・ジンバリスト、マイケル・ジンバリスト
出演:ケヴィン・ヂ・パウラ/レオナルド・リマ・カヴァーリョ/セウ・ジョルジ

サッカー大国ブラジルの所以

マラドーナ世代の僕にとってペレは白黒記録映像のサッカー選手でありEDと戦うおじいさん。

なのでエミール・クストリッツァが監督したマラドーナの映画を紹介したいところだけれども、そちらに出てくるのはサッカー選手マラドーナではなく麻薬中毒の政治活動家マラドーナなので、このランキングに全くふさわしくない。
(ただしあれはあれでめちゃくちゃ良い映画です。あの映画でマラドーナをもっと好きになりました)
ということでペレのサッカー人生を描いたこちらの映画をご紹介します。

マラドーナのアルゼンチンとペレのブラジルはどちらも南米の2大サッカー大国。隣り合ったこのサッカー大国は似ているようでも違いがたくさんある。アルゼンチンは元スペインの植民地で白人ばっかり。
一方でブラジルは元ポルトガルの植民地で、アフリカから連れてこられた奴隷が多かったのでペレのような黒人がたくさんいる。

この黒人が奴隷時代に生み出した格闘技カポエイラ。
当時は本当に戦うためのものだったのだろうけど今は格闘というよりリズミカルなダンスのような感じ。
このカポエイラの基本ステップであるジンガ。ブラジルサッカーの強さの秘密はこのジンガがブラジル人のDNAに組み込まれているからだったのです!
だからロナウジーニョとかネイマールのドリブルは独特なリズムでメッシやCロナウドと全然違うんだなあ。
ペレがいかに偉大かということよりも、ブラジルがいかにオンリーワンなのかということが良く分かる映画。
・・・もっともブラジルの強さの秘密がわかったところで真似できるわけでもなく、攻略できるわけでもないので、今後もブラジルは最強のサッカー王国であり続けることでしょう。

9位
スマイル 聖夜の奇跡


監督:陣内孝則
出演:森山未來/加藤ローサ/田中好子

スベらないアイスホッケー

バラエティ番組で見る陣内孝則は実に面白い。
言葉のチョイスが良いとか視点が独特というようなオシャレな面白さではなく、
やや暴走暴投気味の勢い重視系の泥臭い面白さ。それを下品にせずビシッとハキハキと丁寧な言葉遣いで話すのがポイント。
そんな礼儀正しくビーンボールを投げる陣内孝則の監督作品。陣内孝則自身は出演しないもののそこかしこに陣内孝則の気配を感じます。
アイスホッケーのベンチでなぜかタップダンスを踊り続ける森山未來は完全に陣内孝則の生き霊が憑依していたと言えましょう。
アイスホッケーにふさわしく華麗にスベるギャグも満載です。
陣内孝則の笑いのドタバタ感が苦手な方は、ドタバタに目を瞑り、耳を塞いで鑑賞してください。
(僕は好きです。念のため)
ギャグは楽しめなくても、チームスポーツの素晴らしさを伝える部分はスベらずしっかり伝わってきますので。
明確なハンサム君が主軸であるものの、ゴーリーも強豪から転籍した落ちこぼれくんも輝いてた。
僕はサッカー部でずっと地味なサイドバックだったもんで日陰にスポットライトが当たってるようで嬉しかった。
ちなみに暴走暴投系の笑いは2度目は全く面白くないので、本作を楽しめるのは一度きりという覚悟でご鑑賞下さい。

8位
炎のランナー


監督:ヒュー・ハドソン
出演:ベン・クロス/イアン・チャールソン/イアン・ホルム

国の栄誉より私の信念

1924年パリオリンピックを目指すイギリスの陸上選手たちの物語。
100年前も今も変わらないのは、国への忠誠を強要する圧力や支配階級の排他的思考。
「国の栄誉のため」という殺し文句や「エリートらしくあれ」という同調圧力。
同調圧力というのは日本の専売特許ではなかったのですねえ。イギリスも島国だから島国特有なんだろうか。
そいういう「空気読め」や「分かってるよな」に抵抗して、「え?あ、僕ですか?それ無理っす。」と自分を貫く若者の逞しさが実にかっちょええ。
勝ち負けの前に人として譲れないものを貫く美しさ。
その美しさを見事にメロディで表現したヴァンゲリスの曲も素晴らしい。
この曲は2012年のロオンドンオリンピックの開幕式で使用されて、音楽団の中にMr.ビーン(ローワン・アトキンソン)が紛れているという爆笑演出がありました。こちらも面白いのでYouTubeで是非みてください。

一方でこの100年で随分変わったと思うのは信仰心。主人公の1人である牧師のエリックの選択はびっくり仰天です。
どんな選択をするのかは映画を観てからのお楽しみ。
ちなみにエリックはその後、布教活動をしていた中国で日本軍に捕らえられ、1945年2月に日本軍の収容所で亡くなったそうです。

7位
42 〜世界を変えた男〜


監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィック・ボーズマン/ハリソン・フォード/ニコール・ベハーリー

ドル札の色は黒でも白でもなく緑

「有価証券報告書」なる書類を作成する仕事をしている僕だけど、日産のカルロス・ゴーンが有価証券報告書の虚偽記載で逮捕された時は本当に驚いた。
虚偽記載で会社のトップが逮捕されちゃうことがあるんだと・・・。
例えば僕が有価証券報告書の記載で大きな間違いをすると、最悪はウチの社長が逮捕されることがあるのかと・・。
まあぶっちゃけゴーンさんの件は思いっきり別件逮捕だろうし、大企業とはいえ民間企業の内輪もめに検察が介入するなんて日本って怖いなと思う次第です。
それはさておき事実かどうか知りませんが、仮にゴーンさんが会社の金を私的流用していたとしましょう。
300億くすねていた一方でゴーンさんの手腕で会社に1000億の利益をもたらしたとします。
一方でゴーンさんの横暴ぶりにオロオロするばかりで検察にチクるしかなかった経営者は、品行方正に仕事して会社に10億の利益をもたらしたとします。
あなたが日産の株主や社員だったらどちらの経営者が良いですか?
社会の一員である以上はルールに従うべきだけど、後者が良いですって即答しているようでは世界の競争にな勝てない気がします。
経営者である以上は会社に利益を持ってきてなんぼでそこで評価されるべきなんじゃないですかね。
前置きが長くなったけどこの映画は黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの物語。
相手チームはおろか味方チームの選手ですらジャッキーを拒む総アウェー状態の中で結果を出し徐々に認められていくジャッキー。
ジャッキーは相手チームと戦っていたというより、差別と戦っていたんだなあ。
ジャッキーの功績が讃えられ、彼の背番号42は今もアメリカの全てのチームで永久欠番となってます。
ここでもう一人忘れてはいけないのはジャッキーにチャンスを与えたドジャースの当時のオーナー、ブランチ・リッキー。
彼も当然偉人として讃えられていて、野球の殿堂入りも果たしています。
リッキーの功績に異論はないけど、リッキーは単に人道的見地から黒人にメジャーリーグの扉を開いたわけではないと思う。
遅かれ早かれ黒人に扉が開かれるという世の中の流れを読んで先駆者たろうとした。
あるいは黒人の客をたくさん読んで儲けようという打算も必ずあったはず。
動機が不純だったとけなしたいわけじゃない。動機なんてどうでも良い。
結果的に世のため人のためになったなら素晴らしいことだ。
でも善行というのは必ずしもピュアな動機や方法だけで達成されるものではないし、案外よこしまな方が力があるよねって思うわけです。
ゴーンさんももうちょっとよこしま具合を抑えていたらヒーローだったのにね。

6位
ピンポン


監督:曽利文彦
出演:窪塚洋介/ARATA/中村獅童

自分ファーストでこの星の一等賞に!

なんせ松本大洋のマンガが大好きなもんで。当然にランクインです。
松本大洋が描くヒーロー像は実に風変わりで、ちっともかっこ良くないし一言で言えば自分ファースト。
花男しかり、ペコしかり。
チームメイトを助けるつもりなんてさらさらなく興味があるのは自分のことばかり。
むしろどこか危なっかしくて周りに迷惑かけっぱなし。そんなのヒーローって呼べるのかね?とも思うけど、
この星の一等賞になりたい!という強い気持ちに魅了されちゃうんだなあ。
中身は何であれ凡人はそんな強い気持ちを持ちたくてもなかなか持てないから。
みんなと同じく時には挫折するけど、そこはヒーローらしく蝶になって羽ばたいていく。
凡人はただ遠ざかるその背中を見つめるのみか。
あるいはボクらもちょっとくらいは飛べるかな?

5位
ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男


監督:ヤヌス・メッツ
出演:スヴェリル・グドナソン/シャイア・ラブーフ/ステラン・スカルスガルド

ボルグお前もか

あなたは決勝を戦ったことがありますか?
スポーツじゃなくても将棋でも早食い競争でもなんでも良いのですが、チャンピオンを決める勝負に挑む機会はそうそうない。
僕は小4でサッカーを始めて長いこと優勝をしたことがなかったのがちょっとしたコンプレックスだった。
だから社会人のときに出場したフットサル大会の決勝は緊張したなあ。
PK戦の末めでたく優勝できまして。参加10チームくらいの小さい大会だったんだけど1番になれたのは良い思い出です。
もちろん町のフットサル大会と世界一を決めるウィンブルドンを比較するわけにいかないけど、決勝の舞台が特別だというのは分かります。

氷の男と炎の男というサブタイトルから想像するのは理性的でクールなボルグと感情爆発のマッケンローという対照的な二人・・・
だったんだけど、いやもう全然。
ボルグはただ化粧してるだけだったのですね。化粧を落としたらもうすごいのなんのって。マッケンローと同じく激しく炎がメラメラと燃えてる。・・・というかマッケンロー以上かも。
結局二人は対照的でもなんでもなく、同じ「決勝を知る男」だった。
プレッシャーと戦う孤独。コーチや恋人ですらうかがい知れない決勝という世界の住人。
常人ではうかがい知れないその世界を二人が戦う決勝で我ら凡人にも垣間見せてくれます。
10分かそこいら観ているだけでヘトヘト。これを何年も戦い続けるだなんて常人は住めない世界です・・

4位
フリーソロ


監督:ジミー・チン他
出演:アレックス・オノルド/トミー・コールドウェル/サンニ・マッカンドレス

遠い惑星のスポーツ。地球では狂気と呼ぶ。

フリーソロ・クライミングというのは果たしてスポーツなのだろうか?
鍛え上げた身体を使った運動だから結論からすればスポーツなのだろうけども、
対戦相手、記録、勝ち負けというスポーツ的なものが全然ない。
成功と失敗はあるが、失敗は死を意味する。
F1レーサーのように死ぬ危険性が高いなんてもんじゃない。
多くのクライマーがクライミングの失敗で人生を終える。
失敗したらそこで人生終了なので失敗から学ぶことができない。
それでもスポーツを名乗るのか。負けた悔しさをバネに成長するのがスポーツってもんじゃない?
この映画の主人公アレックス・オノルドが侍に惹かれるのは侍の死生観に共感してるからだろう。
共感ってことで言うと、フリーソロには全く共感できないというのも実にスポーツらしくない。
スポーツたるもの多かれ少なかれ人に感動を与える。
素晴らしい技術や努力の証に自分を重ねて
「よし、自分も頑張るぞ!」
という気にさせる力がある。
一方でこのフリーソロってやつぁ・・・
高さ900m断崖絶壁に体一つで登っていく様を見てどこの誰が
「よし明日も頑張ろう!」
と思うだろうか。
むしろ
「この人は違う惑星の生き物。ちっとも参考になりません」
って全く共感できないんじゃないかね。いや、ほんと全然理解できなかったもの。
プロクライマーであるカメラマンですら直視していられないのに一体誰が共感できるのか。
だからまあ申し訳ないのだけれどもスポーツとしては失格とさせていただきます。
しかしながら・・映画としては非常にスリリングで面白い。
ホラー映画とかアクション映画とかそういう類いに近い。
ゴールにたどり着いても達成感とか安心感といったハッピーエンドの感覚はほとんどないです。どうせ・・またもっと危険なクライミングに挑戦するんでしょう?ってなるから。

監督であるジミー・チンは自身もクライマーで、彼とその仲間の挑戦を記録したドキュメンタリーMERUも相当イカれてます。
MERUとフリーソロのどちらをランキングさせるか迷ったのですが、
ロープなしで崖を登っていく狂気を選びました。

3位
ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦


監督:マイク・ブレット他
出演:トーマス・ロンゲン/ジャイヤ・サエルア/ニッキー・サラプ

おいら、なんも知らねえ・・

FIFAランキング最下位のアメリカ領サモアが2014ブラジルワールドカップ予選に挑むドキュメンタリー映画。
「ラグビーワールドカップで日本が対戦したあのサモアか」と思ったら違った。
サモア諸島は日付変更線を境にして西側がサモア、東側がアメリカ領サモアに分かれていて、
ラグビーのサモアは西側で今回のサモアは東側。
どちらのサモアもサッカーは弱く、人気スポーツはイギリス連邦であるサモアはラグビーでアメリカ領サモアはアメフト。
ラグビーの方が若干サッカーに近いせいか西側サモアのほうがわずかに強いらしい。
そんなアメリカ領サモア代表チームにはジャイヤというトランスジェンダーの選手もいる。
ポリネシア文化は第三の性(ファファフィネ)を認めていて、代表のチームメイトも全く違和感なくジャイヤを受け入れる。
倫理的見地で受け入れてるとかそういうことではなく心底気にしていない。
ジャイヤはジャイヤの好きにしたら良いじゃないという感じ。考え方が先進的ということではなく本能に従ってる。
理屈でたどり着いたわけではなく、もともとそういう考え方なんだ。
日本は真面目、イタリアは陽気とかそういう類のもので、サモアは寛容。
サッカーに対してもそう。コーチは厳しい口調で叱咤するにはするが0-8で負けた後に
「9点欲しがってた相手を8点に抑えたんだ!良い方向に向かってるぞ。」
ときた。セルジオ越後なら青スジ立ててキレていることでしょう。
ドキュメンタリーって色んなことを教えてくれるなあ。
しかもこの映画のすごいところはお勉強映画にはならず物語としても成立しているところだ。
ワールドカップ予選で彼らは果たして勝てるのか?というか1ゴールでも奪うことができるのか?
観終わった後はすっかり彼らのサポーターになってしまっていることでしょう。
ちなみに0-8で負けた相手はツバルです。
・・・申し訳ないけどその国も知りませんでした。

2位
ひゃくはち


監督:森義隆
出演:斎藤嘉樹/中村蒼/高良健吾

たとえ親友を蹴落としてでも!

東京から京都に引っ越した年の夏に初めて甲子園に行きました。
サッカー派の僕が猛暑のさなかにわざわざ甲子園に来たのは野球というスポーツを観るためじゃなかった。
高校野球という名の青春ドラマを観に来たのでした。もっと正直に白状すると試合に負けて泣きながら甲子園の砂を持って帰る高校球児を見たかったのです。
(意地悪でスミマセン)
甲子園の砂を持ち帰る習わしは他のスポーツにはない実に象徴的なシーンですよねえ。自ら青春に踏ん切りを告げてるようで、高校球児としての切腹の感がある。

当然持ち帰った砂は瓶詰めにでもして、後輩とか彼女にさぞかし自慢するんだろうなあ。
そんで「わー、凄いっすねー」と賞賛されつつも
「やれやれまた始まったよ。この人この話が始まると長いんだよなー。」
などと時折うざがられたりするのでしょう。
あ、すみません。なんか僻みっぽくなりました。いや、そこまでの努力を考えると自慢する権利あると思います。存分に自慢してOKです。

それにしても砂を持ち帰るのはベンチ入りしたメンバーだけなんでしょうか。
それともアルプススタンドでメガホン叩いて喉を枯らした補欠たちの分もベンチ入りメンバーが持って帰ってあげるんだろうか。
1,2年生は来年もチャンスがあるけど予選を勝ち抜ける保証もないから、念のためお願いしますってことになるのか?
そんなことになると結構な量だな。スコップが必要になるね。
でもそういう委託仕入の砂はちょっと微妙ですよね。
自分の足で踏みしめたグランドの砂とアルプススタンドから眺めた砂じゃ訴えかけるものが違う。
「この砂はよ、あの夏アルプススタンドから遠巻きに眺めた甲子園の砂ってわけさ(遠い目)。」
などと聞かされた後輩は、賞賛するべきなのか若干いじるべきなのか判断に迷うでしょう。
だからやっぱりたとえ試合に出られなかったとしても、ベンチに入って自分で砂を持ち帰りたいもんですよね。
その辺のボーダーラインってのをしっかり認識した上でこの映画を見ると気持ちの入り方がグンと変わると思います。
泥臭く鈍く輝くすっげーいい映画です。ずばり超泣きました。
高校時代に部活をしてた全ての人に捧げます。

1位
 ソウル・サーファー


監督:ショーン・マクナマラ
出演:アナソフィア・ロブ/ヘレン・ハント/デニス・クエイド

同情から共感へ

同情したことを恥じないで。
映画の中でさらっと出たこのセリフがひっかかった。かなり意訳されてるのかとも思ったけど
Don’t be sorry for compassion.と聞こえたので多分そういう意味のセリフなのでしょう。
「家なき子」の安達祐実に同情はろくに役に立たないものなんだと教わったけども、不幸に遭った人に同情することが恥だとは思ってもみなかった。
前提として同情することは恥であって、それでもまあ今回は同情してしまっても仕方ないよと慰めている。
かくも恥とされる同情とは何か。
僕なりに解釈してみると「安全地帯から憐れむ」ということかな。
不幸に遭った人の悲しい気持ちに共感できるという考えは驕りなのかもしれない。
津波で家族を失った悲しみ、サメに腕をもぎ取られた悲しみを共感するのは不可能なのかもしれない。
それでも僕たちはベサニー・ハミルトンに共感した。
それは腕を失くして辛いという気持ちに共感したのではなく、
逆境に立ち向かい大好きなサーフィンを諦めなかった勇気に共感したんだ。
共感。これがスポーツの一番素晴らしいことだと思う。
数あるスポーツ映画の中でベサニーに一番共感できました。
だからソウル・サーファーが堂々の1位です。


いかがでしたか?
ラグビーワールドカップをきっかけに作ってみたもののラグビー映画はゼロになってしまいました。ラグビー映画だとインビクタス/負けざる者たちというラグビーの南アフリカ代表を描いた素晴らしい映画があります。
ワールドカップで南アフリカが優勝した直後のTSUTAYAでは6本中5本が貸し出し中で最後の1本をギリギリで借りられました。
他にはボクシングやアメフトの映画などスポーツ映画にはまだまだ名作がたくさんあります。

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